『車のキーホルダー』

彼女から誕生日にプレゼントしてもらったのは、車のキーホルダーです。

普通のものならいいのですが、それには大きなぬいぐるみがついていました。

可愛い縫いぐるみなのではいいのですが、大きすぎてポケットに入らないんです。

女性は車のキーをバッグの中に入れて持ち運んだりするので、カバンの中からキーを探す時大きな縫いぐるみがついてるほうが見つけやすいんでしょうが、男性はバッグをあまり持ち歩きません。

どちらかというと財布、スマホ、キーはズボンのポケットに入れて持ち歩くようにし、手ぶらの状態でいることが多いと思います。私もそうなんです。

ですので無理にポケットに入れようとすると縫いぐるみがはみ出ますし邪魔です。

といって彼女は彼女用と私用とでお揃いで買ってくれていたので、私だけつけないのも悪いかなと思って不自由に感じながらつかってますが、正直面倒で大変です。

『手編みのマフラー』

彼女から誕生日にプレゼントをしてもらったのは手編みのマフラーです。

当時彼女は編み物にこっていて、私のプレゼント用にマフラーを編んでくれました。

手編みのマフラーを作ってくれたのはとても嬉しいんですが、実は使い勝手が悪いんです。

もらったことがある人はわかると思いますが、とても重いんです。残念ながら既製品の方が軽いですし、肩こりを起こしやすい私としては使うのが大変でした。

さらに私はもともとマフラーをしないんです。そんな私をみて彼女はマフラーを着けて寒さ対策をして欲しいと思ったんでしょうが、普段着けなれてないとストレスを感じるんです。

この頃私はすでに社会人でしたし、外での移動はほとんど車でした。

私はインドア派ですし、お店に入ってしまえば店内は暖房が効いているのですぐコートは脱ぎます。こうなるとマフラーってとても邪魔なんですよね。

重くて肩こりへの影響もひどい、しかし彼女からのプレゼントなので身に着けないわけにはいかないってことでかなりイヤでした。

『某ダンスグループのライブチケット』

２５歳独身男性です。突然彼女から貰ったプレゼント、誕生日でもないのになんだろか？と封を開けると某ダンスグループのライブのチケットでした。

２枚あり一緒に行こうねと言われたものの実はこのグループをさほど好きではなく彼女に話を合わせていただけなので困惑。

入手困難なチケットなので参加したい本物のファンに悪いなと思いながらライブに行くも知ってる数曲以外、盛り上がる周囲に合わせ楽しんでいるフリをするのにとても疲れました。

目を輝かせ「楽しかったね」と言う彼女に「うん」と答えるしかありません。

矢継ぎ早に聞いてくる感想に答えを絞り出すのが苦痛でした。

このライブ以降も家にライブＤＶＤを持参してくるのでそれにも困っております。

またライブに行こうと誘われてるのが今から恐怖です。

『苦手なマシュマロ』

私はチョコレートが昔から苦手です。数年前のバレンタインにチョコレートが苦手な私でも、バレンタインらしさを楽しんでもらおうと妻から受け取ったものがココア風マシュマロです。

妻には言っていませんでしたが、私はマシュマロも苦手です。

プレゼントマシュマロはバケツサイズの大型で、サプライズとして大成功です。

この状況ではマシュマロも苦手なことを言い出せず、笑顔でマシュマロを受け取りました。

それから約一ヶ月近くかけてマシュマロを完食しました。

それから数年後、会話の中で実はマシュマロも苦手なこと妻に伝えると、

「あの時あげたバケツマシュマロを、また見つけたから買いに行こうと思ってたのに」。

九死に一生を得た気分でした。

『既に持っている大きなコーヒーカップ』

彼女と一緒にショッピングモールに出かけている時に見かけたコーヒーカップがありました。

ずっと探していた欲しかった大きなコーヒーカップ。

その時はどんなリアクションを自分が取ったかはっきり覚えてなかったのですがきっと「これ欲しい！」だの「やっと見つけた！」だのと言っていたのかもしれません。

後日、一人でそのお店に行き念願の大きなコーヒーカップを購入しました。

そのことを彼女に言っていなかったのが失敗の始まりでした。

その後、彼女が自分の誕生日のプレゼントと言って何をくれるかと思いきやまさかのそのコーヒーカップ。

正直リアクションに困ってしまいました。

すでに買ったよと告げるのも何かとても悪い気がして可能な限り喜んでそのプレゼントをいただきました。

今でもそのことは秘密で我が家には大きなコーヒーカップが2つ並んでいます。