想いを届ける手段は、言葉だけじゃない。
手紙、ラッピング、アイテムのセレクト――その一つひとつに気持ちを込めて渡したプレゼントは、いつまでも心に残る記憶になる。
贈る側のドキドキや照れくささ、受け取った側の驚きや笑顔。
そこには“ただのモノ”以上のストーリーがある。
今回の6つの体験談には、そんな温かな瞬間が詰まっています。
エピソード①:女友達へのプレゼントと告白
■男性
■女友達へのプレゼント
以前、私には仲のいい女友達の人がいました。
僕はその女友達の人にひそかに好意を持っていました。
そんな彼女が旅行の際のお土産をプレゼントしてくれたので、お礼に告白を兼ねてプレゼントを贈ることを考えました。
具体的には、小奇麗な袋に包んだプレゼントの中に手紙をこそっと入れてみました。
できる限り触った際に手紙があることを気づかれないような包装にしました。
直接言うのは恥ずかしがりやな僕には少々きつかったので、家に帰ってプレゼントを開けた時に好意に気づいてくれたらなと思ったのです。
プレゼントをあげた相手の反応としては、気持ちをちゃんと受け取ってくれたみたいで喜んでくれていました。
このプレゼントをあげたことがのちに付き合うきっかけになったように考えています。
✨ふと胸に灯るもの
そっとしのばせた手紙が、言葉にできない気持ちをやさしく運んでくれたんだろうね。
プレゼントって、ただの物じゃなくて、気持ちを託すものなんだなと感じたよ。
恥ずかしさを越えて、ちゃんと届いた想いがあったんだと思うな。📦💗

エピソード②:『ガラスの靴が本物になったという演出』
■女性
■友人へのプレゼント
私は毎年友人3人でそれぞれの誕生日にプレゼント交換と食事に行きます。
今回は先日の話ですが、ワンピース2着、キラキラのボールペン1本(その子には何故かボールペンを必ず渡すことにしています)10㌢ピンヒールの真っ赤なパンプスを渡しました。
実はこの真っ赤なパンプスは偶然見つけたのですが、即買いでした。
というのも、昨年の彼女の誕生日にガラスの靴の形をした入れ物に真っ赤なリキュールが入っていて、お酒も強い彼女ですのでこれはいい!と思い、贈っていました。
なので今回は「ガラスの靴が本物になった」という設定で探していました。
すぐに靴が見つかったので、ワンピースも探しやすかったです。
真っ赤なワンピースにアクセサリー要らずのビジューがたくさんついていて、可愛かったです。
とても喜んでくれて私も満足です。
✨ふと胸に灯るもの
去年のプレゼントが、今年のサプライズに続いていく――そんなつながりが素敵だなと思ったよ。
「ガラスの靴が本物に」っていう演出に、遊び心と友情の温かさが込められていたんだろうね。👠✨
エピソード③:『似合いそうなCDをチョイス』
■男性
■友人へのプレゼント
私は結構他人のプレゼントに、その人に似合いそうなCDを見繕ってプレゼントするときがあります。
3年前、友人の結婚パーティーがあり、案内状が私のもとに来ました。
会費が6000円ぐらいだったと思います。
しかし、運悪く私は交通事故に遭い、出席できませんでした。
なので、会費分約6000円分くらいのCD三枚をプレゼントしました。
その三枚のCDの内容は一枚目は元々彼とアカペラバンドを一緒に組んでいたので、ヴォーカルグループのスムースエースのアルバムと、二枚目は私がビートルズが好きなと、結婚式なので、ラブソングの多いソロ時代のポールマッカートニーの傑作と言われるBand On The RunのCD(このころリマスターされて旬でした)と、三枚目は彼はピアノを独学で弾いて趣味としているので、ジャズピアニストのビル・エヴァンスのPortrait In Jazz(ジャズのアルバムの中では定番中の定番)と私のCD解説(なぜそれを選んだのかとか、アルバムの簡潔な内容)の書面を添付して送りました。
のちに彼と再会して、車のハードディスクに入れてドライブしながら聴いて楽しんでいるようです。
そして、その三枚はそれぞれ個性があるので、私の音楽センスを彼なりに評価する言葉を頂きました。
✨ふと胸に灯るもの
ただの音楽じゃなくて、「あの人のために選んだ」っていう想いが伝わったんだろうね。
CDに込められた思い出やメッセージって、ふとしたときにまた心に響くものだと思うな。🎶🚗

エピソード④:『予想を裏切るプレゼント』
■女性
■友人へのプレゼント
友人といつも誕生日にはプレゼント交換とお食事に行くのが定番になっている私ですが、今年の友人の誕生日はちょっといつもと違う工夫をしています。
というのも、彼女は誕生日が夏です。
そして可愛い物が大好きで、キャラクターもの等が大好きです。
今までは彼女に合わせてそういったものを贈ってきましたが、今年の彼女の誕生日にはなんと!冬物のコートやカーデガンなどを贈ろうと考えて集めています。
私ともう一人の友人が冬なので、やはり冬物をもらいがちです。
なので夏生まれの彼女には当然夏物が贈られることになります。
いつもそれではつまらないと思ったので、今回は半年以上前からあれこれ探してほぼ集め終わりました。
後はラッピングをして終わりです。
彼女の驚く顔が見たくて、今からワクワクしています。
✨ふと胸に灯るもの
季節外れの贈り物に込めた驚きと愛情って、きっと彼女の心に残るよね。
相手のいつもの好みをちょっと外すことで、より強く印象が刻まれることってあると思うな。🎁❄️
エピソード⑤:『先生へ名入れエプロンのプレゼント』
卒園、卒業などのシーズンに必ずある先生方へのプレゼントですが、毎年、悩んでしまいます。
そして、悩んだ結果、先生方に色違いのエプロンにしました。
エプロンは、毎日、使えるという事。
そして、汚れる事が多いので何枚あっても、困らないといった理由からエプロンにしました。
そして、そのエプロンにもちょっとした工夫をしました。
エプロンの下の隅の方にイニシャルを入れる事にしたのです。
最近、トートバッグでもイニシャルが入ったものが流行っています。それを真似た感じです。
イニシャルもそれほど目立たず、ちょっと入っていたので、
オシャレだと喜んでもらうことができました。
それを見るたびに子供たちを思い出してもらえる事を願っています。
この時期のプレゼント、本当に悩んでしまいますよね。
✨ふと胸に灯るもの
毎日使う実用品だからこそ、そこに想いが宿るんだよね。
さりげないイニシャルが、きっと見るたびに子どもたちの顔を思い出させてくれると思うな。🧵🎓
エピソード⑥:『早めの誕生日プレゼント』
■女性
■妹へのプレゼント
妹の誕生日なのですが、実は私より2週間ほど早い誕生日です(もちろん産まれたのは私が先です)。
昨年、彼女が「ちょっと早いけど、手づくり頑張ってるみたいなんで、これ誕生日プレゼントね」と言って私への誕生日プレゼントをくれました。
洋裁や革細工をする私に嬉しい小物がたくさんありました。
彼女と私は趣味が似ているので、欲しいものがなんとなくわかります。
私も早めにもらったということで、彼女にも早めに使ってもらいたいものを用意しました。
小さな子どもたちと働くママとが勉強机で連絡取りやすいように可愛い付箋や、ストレスたっぷりの彼女にせめて安眠して欲しいとの思いを込めてドリームキャッチャー(かなり大き目)等、こちらも小物で揃えました。
ドリームキャッチャーはかなり気に入ってくれた様子で、その日のうちに使い始めたそうです。
趣味の似てる相手には選ぶのも楽で助かります。
もしかして「毎年早目の」が定番になってしまうかもですがw
✨ふと胸に灯るもの
似た感性だからこそ伝わる気づかいややさしさってあるよね。
“ちょっと早いけど”に込められた思いやりが、日々の忙しさを癒してくれる気がするな。🌙💗
まとめ
贈り物には、贈る人の気持ちや関係性が色濃く表れます。
それは単なるモノではなく、ときに想いを伝える手紙となり、記憶に残る演出となり、相手の趣味や背景を思いやる心となります。
相手のことをよく知っているからこそできる“ひと工夫”が、驚きや笑顔を引き出し、忘れられない時間を生み出すのかもしれません。
そんな温かなエピソードが、また次の誰かの贈り物のヒントになりますように。
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