誕生日や記念日。そんな特別な日に、「ここに連れていきたい」と誰かが思いを込めて選んでくれた場所は、ただの観光スポットではなく、心に刻まれる“人生の風景”になる。関西の各地で語られた、あの日の感動や驚き、そして胸が熱くなるようなサプライズの記憶――それは今も、誰かの宝物として生き続けている。今回は、そんな5つの体験談をお届けしたい。
エピソード①:スカイビルはプロポーズをされた場所
スカイビルはプロポーズをされた場所でもあります。
結婚してから大阪から離れてしまい、もういくことはないだろうなぁと思っていたのですが、結婚して十年して旅行で連れていってもらえました。
普段ぼーっとしている旦那なので、さすがにプロポーズの場所まで覚えていないだろう、と思っていたのですがスカイビルまで連れていってもらい、
「ここで君にプロポーズしたよね?今でも好きって気持ちは変わらないしまだここは思いでの場所でずっと気持ちも場所も変わらない、もう一度プロポーズしたい、いつまでも一緒にいてくださいね。」
と言われ思わず泣いてしまいました。
今まで彼がそんなことを考えているとか思っているとか気にしていなかったので、きちんと考えていてでもそれを私に内緒にしている辺りがとても嬉しかったです。
スカイビルでのプロポーズが思い出として残り、結婚十年を経て再訪した旅行は、言葉では尽くせない感激に包まれた。
✨ふと胸に灯るもの
覚えてないと思っていたことを、ちゃんと覚えてくれていた――それだけで心がほどけるような気持ちになるよね。十年越しにまた気持ちを伝えてくれた旦那さん、やっぱり素敵だと思うな💗
エピソード②:彼女と付き合って10年記念日に
彼女と付き合って10年記念日に、梅田のあべのハルカスのビル上階の絶景レストランZKへランチへお食事に行きました。
57階のレストランとあって、見晴らしもよくとても感動しました。
節目の記念日に、お食事するには、打ってつけの空間だと思います。
お食事も、外の景色を観ながらすることができ、とても気持ちの良いものですし、二人の空間も大事にしてくれるので、とても満足しています。
日頃の感謝を込めて、彼女に手紙をプレゼントしたんですが、落ち着いた雰囲気でもあるので、すっと渡すことができたし、彼女もとても喜んでくれて、このZKのレストランにして本当に良かったと思いました。
美味しいお食事を済ませた後は、記念にウエイターさんに、絶景を背景に写真も撮ってくれたので、是非写真にも納めてほしい場所なので、是非行ってみてほしいです。
あべのハルカスの絶景レストランZKでのランチは、10年記念日の感謝と愛情を形にした特別な時間。手紙とともに残る思い出になった。
✨ふと胸に灯るもの
手紙って、照れくさいけど、一番素直な気持ちを伝えられるものだよね。落ち着いた空間と景色に背中を押されて、彼女の心にもきっと深く届いたんだろうな✨
エピソード③:私が誕生日に連れて行ってもらった思い出の場所は
私が誕生日に連れて行ってもらった思い出の場所は、
伏見桃山城キャッスルランドという名の遊園地です。
このキャッスルランドは家の近くにあるので、誕生日や何かの休みの際に
何度も通いました。この遊園地の乗り物などは、
特にこれといった特徴がなく、たいしたことはありませんでしたが、
(地味で小規模な乗り物しかありませんでした)
この遊園地にはどこの遊園地にも負けない名所がありました。
それは城です。
この遊園地には伏見桃山城という名の
全長数十メートルの巨大シンボルがありました。
その城の中には展望台があり、そこから遊園地の全景を見下ろすことが出来ました。
この上から見下ろす風景はとても綺麗で、今でも印象に残っています。
伏見桃山城キャッスルランドは閉園してしまったので今はもうありませんが、
あの日みた美しい光景だけは、今でも記憶の奥底に残っています。
伏見桃山城キャッスルランドは、誕生日のたびに通った思い出の遊園地。巨大な城から見た展望台の風景は、今も記憶に残る大切な景色。
✨ふと胸に灯るもの
アトラクションじゃなくて、あの城からの眺め――それが心に残ってるって素敵だね。誰かと一緒に見た風景って、きっと何年たっても色あせないんだと思う🌸

エピソード④:神戸の六甲山は、とても夜景がきれいなスポットです
神戸の六甲山は、とても夜景がきれいなスポットです。
周りには牧場やオルゴール館など、遊べるスポットがたくさんあり、友だち同士、家族、恋人同士など、どんな人がいっても楽しめるであろうスポット。
4月の末に神戸に夜景を見ながら告白されて付き合ったのですが、
4月の末ですら、寒すぎて困るほど(ほんとにさむい。春服で夜なんてほんと寒い)でした。
付き合って1年の記念日は、当然六甲でデートをしたかったのですが、寒すぎてつらかった思い出もあり、彼に大反対をされました。
彼には、違うときに連れて行くから暖かくなったらね、と言われていました。
私としては、記念日だから意味があるのに!と少しお怒りモードでしたが、代わりに姫路へドライブで連れて行ってくれたので、まあよしとしていました。
その帰り、夕方から疲れて寝てしまったのですが、起きたらなんと六甲山!
寒いと言いながら連れてきてくれた彼にとても感謝です。
爆睡しちゃってごめんなさい。
でも2度目の六甲山も、薄着だったので寒すぎる思い出ができてしましました。
来年こそ、厚着で挑みたいと思います!
神戸の六甲山は、夜景が美しく、告白の場所でもある特別な思い出スポット。寒さに包まれながらも再訪した記念日は、感謝の気持ちであふれていた。
✨ふと胸に灯るもの
「寒いからやめよう」って言ってたのに、こっそり連れてきてくれたなんて優しいね。ちゃんと“記念日”を大事に思ってくれてることが伝わってくるなぁ💭
エピソード⑤:今から55年程前、叔父さんが兵庫県のある賞を戴き
今から55年程前、叔父さんが兵庫県のある賞を戴き、その受賞式の後、夕飯をごちそうになった時の事です。
当時、中学生だった私は学生服を着て、弟と二人でおじさんの式典に参加しました。 式典後、三宮センター街にあった(阪神大震災で今は違う場所になっています)とんかつのむさしに行きました。
個室の部屋に通され何とも上品な雰囲気の部屋でした。受賞の話題もソコソコにどんな料理が来るのかワクワクでした。
程なくして、運ばれてきた料理は棒状のとんかつでした。キャベツがついてその横には赤かぶ(デニッシュ)が添えられていました。 初めてみる野菜です。いまだにデニッシュの大ファンです。 とんかつはジューシーで分厚く柔らかく、美味しくてたまりませんでした。 家で食べるとんかつとは次元が違うと思いました。味噌汁は赤だしでこれも普段家では食べませんでしたので新鮮でした。 からしを少しつけ頬張りました。ちょっぴり大人の味でした。
世の中にこんなうまいもんが有るのかと思わず弟と二人して目を丸くしました。未だにこのとんかつの味は忘れられません。
三宮で食べたとんかつ「むさし」は、受賞式後の特別なごちそう。赤かぶ(デニッシュ)や赤だしの味噌汁も、当時の驚きとともに記憶に刻まれた。
✨ふと胸に灯るもの
あの日の味と空気感って、55年経ってもちゃんと心の奥に残ってるんだね。弟さんと顔を見合わせたあの瞬間も、きっと宝物になってると思うな🍽️
まとめ
記念日や誕生日に“連れていってもらった場所”には、その人の気持ちが詰まっている。ただの観光地も、いつものレストランも、あのとき一緒に過ごしたという記憶があるだけで、心を温める場所に変わる。驚きや喜び、そしてほんの少しの照れくささも、その日の空気や風景とともに記憶の奥で生きている――そんなことを、5つのエピソードが静かに教えてくれている。
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