気持ちは嬉しいけど…」男性たちが本音で語る“ちょっと困ったプレゼント事例集

高級感ある背景の中で、カジュアルな服装の東アジア系の若い男性が少し困ったような表情を浮かべている写真風イメージ。 もらってがっかりした彼女・妻からのプレゼント

プレゼントは嬉しい。けれど、ちょっと困ることもある——

恋人やパートナーからの贈り物。
その気持ちは、いつだってありがたい。
手作りでも、ブランド物でも、「あなたのために」と選んでくれたものだからこそ、心が温かくなる。

けれど実は——
“その気持ちが強すぎて、ちょっと困る”こともある。

「使いにくい」「似合わない」「外に着ていけない」
そんな本音を抱えても、口には出せない。
相手を傷つけたくないから、静かにごまかして使ってみたり、そっとしまっておいたり。
多くの人が、そんな経験をしているのではないでしょうか。

この記事では、実際にあった男性たちの「少し困ったプレゼント体験談」をご紹介します。
どれも気持ちは嬉しかった。けれど、現実にはちょっと複雑だった——
そんな愛情と戸惑いのあいだ
を描いた5つの物語です。

それぞれのエピソードのあとには、「ちょっとひとこと」として、ささやかな解説も添えています。
きっとあなたにも、「似たことあるな」と感じる瞬間があるはずです。

🧣エピソード①|恥ずかしさと温もりが交差する、手編みマフラーの思い出

25歳独身の男性です。
お付き合いしている彼女は誕生日等の記念日に関係なくいろいろプレゼントをくれる子です。

デート中にいつの間にか小物を購入して「ハイこれ」と手渡されたり、ネット通販購入したであろう大き目な物が家に突然届いたりと衝動的なところがありそれが魅力でもあると思いつつ困惑することも多いです。

そんな彼女が先日くれたのが手編みのマフラー。

世の噂には聞いていた手編みのマフラーが自分の元に。

洋裁が得意で出来上がりは既製品と変わらずこつこつ作ってくれたのが伝わり嬉しさを感じると同時に

1つ問題が・・白地のマフラーに赤文字でなんと2人のネーミング入りなのです。

カタカナなのでパッと見分かりませんがよーく目を凝らせば彼女からの手編みプレゼントであることは見分けがつきとても恥ずかしいです。

ネームを隠す感じでうまくごまして巻いています(笑)

冬は嫌いな時期ではありませんが当時は早く暖かくなれと思ったものです。


💬ちょっとひとこと

“気持ちは嬉しいけれど、使うのは恥ずかしい”——プレゼントあるある。
名前入りの手作りアイテムは愛情たっぷりな分、外での使用ハードルも高くなりがち。
“巻き方でごまかす”というのは、多くの人が静かに編み出す愛のバランス調整なのかもしれません。


👔エピソード②|気持ちは嬉しい。でも似合わなかったネクタイ

25歳未婚の男性です。

自分の誕生日に2年の付き合いのある彼女から「誕生日おめでとう!開けてみて」といただいたプレゼントはネクタイでした。

洋服が趣味である自分に合わせ選んでくれたのは嬉しいのですがネクタイは太目でしかもドット柄でした。

がっしり体型の自分に合わせると太いのが更に強調されてしまいどうにもいけません。

さぁ困ったと思うも高価なブランドで品物に間違いはなく彼女と過ごすときには気をつかい装着しているのですが当然落ち着きません。

友人にこの件で相談してみると一緒にいるときは装着するのがいいと思うと返事がありいろいろ考えた結果、違うネクタイもカバンに忍ばせ彼女と会う前後でネクタイを付け替えることで解決をはかっております。

気に入ってくれて嬉しいな、似合ってるよ~と笑う彼女の姿に心が少しだけ苦しいです。


💬ちょっとひとこと

似合わないと自覚しているものを着けるのは、地味にしんどい。
それでも相手の気持ちを思って使おうとする、その“がんばり”もまた優しさ。
2本のネクタイを使い分ける、静かな工夫が胸に響きます。


クラフト紙のギフトボックスに収められた、鮮やかな赤とオレンジの太めストライプ柄のネクタイ。落ち着いた木目のテーブルに置かれ、光の加減でネクタイの派手さが際立つ

🎽エピソード③|期待して開けたら、派手すぎて使えなかった

以前、転職した時に、妻からネクタイをもらったことがありました。

ちなみに、プレゼントを開ける前から、「はい、ネクタイ」と言って渡されていたので、ネクタイだということは予め分かっていました。

ネクタイはいくらあっても困らないし、普段なかなか買わないものなので、中身を見るまではとてもワクワクしていました。

ところが、実際に箱を開けてみると、水色の派手なストライプ柄だったのです。

ちょっとこれは自分の趣味ではないと思ったのですが、せっかくのプレゼントなので本心は言いませんでした。

しかも、私が持っているスーツやワイシャツにこの派手なネクタイはちょっと合わなかったので、結局一度も使うことはありませんでした。

ただ、使っていないと妻に失礼だと思ったので、家を出る時はそのネクタイを付けて、職場に着く前に別のものに替えるということをしていました。

高いブランド品だったので、なんだか複雑な気持ちでした。


💬ちょっとひとこと

プレゼントされたその日、駅でネクタイを付け替えた気持ち。
相手の期待と、自分の現実。そのすれ違いが優しく胸に残るお話です。
気持ちを断らずに、でも“自分らしさ”も手放さない——その静かな工夫に共感。


🧥エピソード④|こだわり派にはキツい、サイズも趣味も違った服

趣味の合わない上着をもらった時程困ることはありませんでした。

さらにサイズまで合わないとどうしようもありません。
中に着れるような服ならまだしも上着です。

しばらく付き合っていると「こだわりが強い人だから身につけるものをあげてはいけない」とわかってくれるようなのですがその時は付き合いが浅い時期に上着のプレゼントをもらって蓋を開けてがっかりしました。

明らかに自分が着ないような、というか着たくないような柄物の上着でした。

しかもサイズが大きい。これはどうしようと本当に困りました。

デート時にそれを着て出かける勇気は持てませんでした。

柄は最悪我慢したとしてごまかすことはできたかもしれませんが、サイズ違いはどうしても納得がいかず外で着ることができませんでした。

結局悪いなと思いつつも家着になっちゃってますが何とか平和にやっています。


💬ちょっとひとこと

“気に入らない”より“合わない”ほうが、実は切実。
服のサイズやシルエットが合わないと、どうにもごまかしがきかない。
それでも家で着るという選択に、関係を壊さないためのやさしさを感じます。


🕶️エピソード⑤|理想を押しつけられたような、サングラスの贈り物

私は誕生日のプレゼントにRayBanのサングラスを彼女からプレゼントしてもらいました。

でも、私がサングラスをするとどうしても不釣り合いな感じにしかならないのです。

彼女からサングラスをしている俳優がかっこいいと言うのを常日頃聞いていましたが、まさか私にサングラスをしている男になれというのはかなり酷なものがあります。

私の身長は165㎝で体もそこまでがっしりしていないので、どう考えてもなよっとした怪しい人にしか見えません。

これは実際に掛けたみた自分がよく知っていることで、恥ずかしすぎるだけです。

仮に私自身も自分がサングラスの似合うような体形であれば、すでに気持ちよく掛けています。

せっかくの彼女の気持ちですが、彼女の前で一度家の中で掛けたくらいで、一人で外出する時はもちろん、彼女と外出する時でさえ掛けたことがありません。

これにはさすがにがっかりしました。


💬ちょっとひとこと

“こうなってほしい”という気持ちが、時にプレッシャーになることも。
似合う/似合わないは、見た目だけの問題じゃなく、本人の中にある“自分らしさ”との距離感も大きい。
外で着けられなかった気持ちに、そっと寄り添いたくなるエピソードです。


🧾まとめ|“気持ちは嬉しい”の、その先にあるリアル

5つの体験談に共通しているのは、
気持ちはありがたい」という真っ直ぐな感情。

どれも心のこもったプレゼントばかり。
手作り、ブランド物、サプライズ、理想の姿への応援——
いずれも愛情に満ちていたことは間違いない。

でも、それを受け取った男性たちは、
「嬉しい」だけで終われなかった。
「これはちょっと…」と心のどこかで立ち止まってしまった。

  • 名前が目立つマフラーは巻き方を工夫してごまかし、
  • 太すぎるネクタイは持ち替えて対応し、
  • 派手すぎる柄はタンスの奥にそっとしまい、
  • サイズが合わない服は部屋着として受け入れ、
  • 似合わないサングラスは一度きりで封印する。

どれも傷つけないように”考えた、静かな優しさのかたち。

プレゼントは、
贈る側が「喜んでくれるはず」と信じて選び、
受け取る側が「気持ちには応えたい」と悩む。
その間にある小さなズレこそが、人間らしさなのかもしれません。

そしてきっと、こうしたズレを笑って話せる関係こそ、
長く続いていくのだと思います。

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