初めてのチョコ、工夫のチョコ、想いを込めたチョコ。
バレンタインには、その人らしいストーリーが詰まっています。
特別なデコレーションがなくても、派手な演出がなくても、誰かのために「手作り」したという気持ちは確かに届くもの。
今回は、そんな想いがギュッと詰まった7つのバレンタインの記憶をご紹介します。
誰かの心を動かす「贈り物」の力が、あなたの中にもきっと芽生えるはずです。
エピソード①:初めてお付き合いをした彼に手作り手作りチョコレートケーキ
私が初めてお付き合いをしたのは人より遅めだと思うのですが、19歳の頃でした。
お付き合いをしていた彼と過ごす初めてのバレンタインデーを迎えるということで、少し前からわくわくしていました。
当日はデートをすることになっていて、デートの服装を入念に選んだりして、準備を進めていました。
チョコレートは手作りにしようと思っていましたが、そのチョコレートを失敗してしまったのです。
結局ケーキを作れる簡単なセットを購入して、手作りとは言えないぐらい、ほぼ出来上がっている物に手を加えて、ハートのチョコレートケーキを作りました。
当時の彼はとても優しい彼で、すごく手作りを喜んでくれました。
駅ビルの屋上で、あまり人がいないところで、夜景を見ながら渡しました。
デートから帰った後に、「ケーキ、おいしかったよ。ありがとう」というメールをもらい、幸せいっぱいな気持ちになったことと今でも覚えています。
✨ちょこっとコラム
最初のバレンタインは、準備の段階からもう気持ちがいっぱいだよね。手作りがうまくいかなかったとしても、代わりに「どうすれば喜んでもらえるか」を考えて行動したこと自体が、すごく素敵なことなんだと思うな。
ちなみに“市販の材料にひと工夫”って、忙しい人や初心者にもおすすめのテク。ハート型で仕上げるだけでも、十分に気持ちは伝わるよ。
手紙や一言メッセージを添えると、さらに想いが届きやすくなるから、照れずにぜひやってみてほしいな🌸
エピソード②:初めてのちゃんとした手作りチョコ
初めてちゃんとした手作りチョコを作ったときのことはとても印象に残ってます。
当時は料理が苦手でチョコ作りにも自信がなかったので既製品で済ませていたんです。
でも当時の彼には頑張って手作りをあげたいな、と思って頑張ることにしてみたんですよ。
その時作ったのはボンボンショコラで、型を使って分量や工程にいつもの何倍も気を付けながらやりました。
味見してみて無事においしいものができたときにはとても安心しましたね。
彼にも手作り宣言していたのでちゃんとできなかったらと不安だったんです。
ラッピングも満足いくものができてうきうきしながら当日を迎えました。
当日渡した時の彼の喜びようはすごくて、何日もかけて一粒ずつ食べてくれるくらいでした。
そんなに喜んでくれたのがうれしくてうれしくて、それから料理を練習するようになったんです。
✨ちょこっとコラム
「彼のために頑張ってみよう」って思ったとき、普段は苦手なことにも挑戦できたりするよね。
このエピソードみたいに、料理を始めるきっかけって、案外こういう“誰かのため”から始まることが多いんだと思うな。
初心者さんは「型を使う」「冷やし固めるだけのチョコ」を選ぶのもおすすめ。
見た目をグッと可愛くするにはラッピングにこだわるのがポイントだよ🎁
少しずつでも経験を積めば、いつか自分の定番レシピができるようになるから、無理せず楽しくがいちばん✨
エピソード③:手作りチョコと手紙
私はバレンタインに手作りチョコをあげました。
思い出に残るバレンタインデーにするまでにいろいろ工夫をしました。
まずは、もうすぐ、バレンタインと何かして欲しい空気をだす彼に素っ気なくして、
バレンタインデーは何もないように期待されないようにしました。
バレンタイン前日に彼がいない合間に、生チョコやトリュフを作り冷蔵庫に隠していました。
ばれないように、タッパなどにいれていました。
バレンタイン当日は自宅で過ごしました。
バレンタインは何もないのではと思う夜の時間帯と雰囲気がなくなったときに、チョコと手紙を渡して大喜びしてくれました。
手紙は可愛いカードの裏に手書きで日頃の感謝を書いたものです。
何気ない日常でも、チョコに手紙をそえるだけで思い出に残るバレンタインデーになりました。
✨ちょこっとコラム
サプライズ好きにはたまらない作戦だね。何もないフリからの感謝のチョコと手紙なんて、心をわしづかみだと思うよ。
特に、言葉で伝えきれない気持ちは、手書きのメッセージがあるとグッと伝わる。
気負わず一言でもいいから「ありがとう」や「いつも助かってるよ」って書くと、相手の記憶にも深く残るはず。
タッパや冷蔵庫の隠し場所も、今後誰かにサプライズを仕掛けたい人にはナイスヒントかも😉
こういう“ちょっとズラす演出”って、簡単だけど意外と効果的なんだよね。
エピソード④:チョコのリースと雪だるま
思い出に残るバレンタインデーは息子が二歳のときに作った手作りのリースチョコと雪だるまです。
バレンタインは毎年手作りをするのですがその年は手作りチョコでも一風変わったものが良いと思い、色々と探していました。
そしてクックパッドでチョコのリースと雪だるまを見つけたのです。
必要な材料はアラザン、ポッキー、チョコレートで誰でも簡単に作れます。
ポッキーを適当な大きさに折ってリースの形をつくり、湯銭で溶かしたチョコをかけその上からアラザンを散らして完成です。
雪だるまは余ったチョコレートを丸くしてアラザンで目と口を作りました。
正直雪だるまは茶色いのでかなり違和感があり、さらに息子が頭をかじったので異様な形になり印象に残りました。
✨ちょこっとコラム
子どもとの手作りバレンタインって、笑えるくらい自由で楽しいよね。
「かわいい」を目指したチョコが、なぜか不思議な生き物になったりして…。それも含めて愛おしい思い出。
親子でできるチョコ作りなら、ポッキーやチョコペン、アラザンみたいな市販のお菓子を組み合わせるのが断然おすすめ。
“見た目が不格好でもそれが味”って割り切れるのも、家庭バレンタインの良さかもしれないね🍫
完成度じゃなく、共有した「時間」を重視したい人にはぴったりの方法だと思うな。
エピソード⑤:来年はもっと喜んでもらえるように練習
私のバレンタインデーの思い出の中で強く印象に残っているのは、彼が私の手作りケーキをとても喜んで食べてくれたことです。
今年のバレンタインデーはお互いに予定が合わず、渡せたのは翌週でした。
最近甘い物はあまり得意じゃなくなってきたと聞いていたのでチョコレートは小さめなものを用意していたのですが、
電話でそのことを話した際に、チョコレートは多くても大丈夫だよー、と言われました。
もしかしたら物足りないかもしれないと思い、彼には内緒で急遽ガトーショコラを作ることにしました。
渡す当日、私が「ガトーショコラ作ったけど、食べる?」と聞いたら彼は「食べる!」と即答。
切り分けたガトーショコラを食べながら、上手だね!美味しい!と褒めてくれました。
買っていたチョコレートやプレゼントよりも喜んでくれたので、私もとても嬉しかったです。
来年のバレンタインデーにはもっと喜んでもらえるように、今のうちから練習しておこうと思います。
✨ちょこっとコラム
相手の好みに合わせて“量”や“甘さ”を調整するって、実はすごく高度な愛情表現。
手作りの中でも「思いやりのカスタマイズ」は最強のスパイスかもしれないね。
ガトーショコラのように失敗しにくくて見栄えも良いレシピは、初心者でも扱いやすいよ。
一晩寝かせるとしっとり感が増してさらに美味しくなるから、前日仕込みもおすすめ。
来年の自分をちょっと楽しみに思えるって、素敵な目標だと思うな🌱
エピソード⑥:片思いの彼に手作りクッキー
高校1年生のとき、同じ中学だった男の子にクッキーを手作りして渡しました。
中学時代に周りから「両想いだから付き合っちゃいなよ」と言われたり、卒業式では彼の第二ボタンを貰ったりもしました。
しかし、当時は恥ずかしくて自分から告白もできず、高校も別れてしまったのでだんだんと疎遠になりました。
通学に同じ駅を利用していたので、駅で会えば挨拶をするくらいです。
このままじゃいけないと思い、高校1年生のバレンタインの朝、駅で待ち合わせをしてクッキーを渡しました。
告白する勇気はなかったので、できませんでした。
ただ彼が「ありがとう!」と笑顔で受け取ってくれたのが嬉しくて…その日の夜、久しぶりに彼からメールが来ました。
「クッキー妹がおいしいって言ってたよ」と。
それでもう私には脈無しだと気づきました。
後から、彼と同じ高校に通う中学時代の友人から、高校に入学してすぐ彼には彼女ができたと聞きました。
中学時代に恥ずかしがらずに告白していればよかったのかなと今でもたまに思います。
✨ちょこっとコラム
勇気を出して渡したクッキー、きっとあの一瞬は、心のなかでずっと光ってるんだろうね。
片思いのバレンタインって、甘くて、ちょっぴりほろ苦くて、大人になっても忘れられないもの。
「妹が食べた」っていう返事も、なんだかリアルで、胸に残るよね…。
でも、その経験があるからこそ、人に想いを伝える大切さを学べるのかもしれない。
もしまた同じような状況になったら、ほんの一言でも「あなたに渡したくて作ったよ」って添えてみると、自分の気持ちが残せるかもね💗
エピソード⑦:バレンタインは彼女と一緒にチョコ作り
高校生のときに付き合っていた彼女との体験談です。
バレンタインデーの前日はいつもの様にメールや電話でやりとりをしていたのですが、バレンタインの話題は一切でませんでした。
隠れて作ってくれてるのかと想像し期待していたのですが・・・。
いざ当日、いつ渡しに来るのかとソワソワしていたのですが学校では渡しに来ませんでした。
そして、帰り道。間違いなくこのタイミングだと思い期待していた私に彼女が一言。
「今から私の家で一緒にチョコ作らない?」
一瞬何を言ってるのかと思ったのですが、彼女に勢いに押されなすがままに彼女の家へ。
キッチンにはチョコと器具が準備されていて早速作り始めるのですが、これが予想以上に面白い。
彼女も手作りチョコは初めてだったらしくお互い試行錯誤で完成させました。
調子にのって冷蔵庫の食材を色々と混ぜたため味はいまいちでしたが、とにかく楽しかったです。
毎年チョコを渡すだけのバレンタインにマンネリしてきた方には、この様な方法もおすすめですよ。
✨ちょこっとコラム
“もらう日”じゃなく“作る日”にしたバレンタイン、なんて素敵なアイデア!
一緒に作ることで、ただの贈り物以上に「共通の思い出」ができるのがいいよね。
味よりも、笑って過ごした時間のほうが心に残る。
もしマンネリを感じてきたら、チョコレートフォンデュパーティやアレンジお菓子選手権なんてのも面白いかも🍓
ふたりの「初めて」を作るって、恋をもっと育てるコツになる気がするな。
エピソード⑧:ヲタクな彼にキャラチョコ
印象に残ってるバレンタインデーの思い出といえば、キャラチョコを作って映画デートから彼のお家でいろんなチョコの試食会をしたことです。
当時の彼は結構なオタクだったので、彼のために好きなキャラクターのイラストのチョコを作ってあげたんです。
これが結構難しかったのですが、やりがいもあって楽しみながらできました!
少し失敗した部分はありましたが、彼も大喜びしてくれたのを覚えています。
渡した日はバレンタインデー当日で、映画デートのあと彼のおうちでお泊りすることになってました。
映画はそのときの話題作をみて盛り上がりましたね。
映画の後は軽くショッピングをしました。
バレンタインデー限定のチョコを彼とわいわい見ながら買って帰ってふざけてレビューしながら食べたんです。
すごい楽しかったですよ!ドラマチックな展開とかはないけど、とっても大事な思い出です。
✨ちょこっとコラム
相手の趣味を理解して、それに合わせた贈り物を作るって、実はすごく愛のある行動だと思うな。
キャラチョコみたいに少し手の込んだ“オタク愛”の表現って、もらう側にとっては最高のサプライズだよね。
最近は転写シートやチョコペンで描く手法も充実してるから、初心者でも挑戦しやすいよ。
もし苦手意識があるなら、キャラのステッカーをラッピングに添えるだけでも気持ちは十分伝わる✨
「ふたりでレビューしながら食べる」って発想もすごく良いね。
イベントを“共有の遊び”にする姿勢って、どんなカップルにもおすすめだよ🍫
まとめ
バレンタインにまつわる8つの物語から見えてくるのは、「手作り」や「気持ちを込めた行動」がどれほど記憶に残るかということ。
うまくいっても、ちょっと失敗しても、その日を想って準備する時間や渡した瞬間の表情が、大人になってもずっと心に残るものになるんですね。
誰かのために少し背伸びして作るチョコや、あえて一緒に作って楽しむ時間こそが、バレンタインの本当の贈り物なのかもしれません。
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