結婚記念日や誕生日などに花を贈る機会はあるものの、印象的な贈り物として記憶に鮮やかな色を刻むのは、やはりそれに込められた思いやメッセージではないでしょうか。
今回は、そんな花を通して心が動いた5つの体験談をご紹介します。
🎁エピソード①:一生懸命選んでくれたのだと思うと、とても嬉しい
結婚記念日に両手で抱えるぐらいの大きな花束をもらいました。
10年の節目ということもあり、結婚指輪を新調したのですが、夫からのサプライズでプレゼントされたときは本当に驚きました。
特に私の好きな花や好きな色を組み合わせてくれていたのが、本当にうれしかったです。
生花だったので、後の世話や処理に多少困るところもありましたが、普段手にすることのないような大きな花束にウキウキしたのを覚えています。
夫がお花屋さんで花束を注文している姿を想像すると、今でもちょっと笑ってしまいますが、恥かしさと闘いながら、一生懸命選んでくれたのだと思うと、ありがたい気持ちでいっぱいです。
あれから数年経ちましたが、現在もあの花束の写真は大事に保管しています。
💬ちょっとひとこと
誰かが自分の「好き」をちゃんと覚えていてくれて、それを形にしてくれることって、何よりの愛情表現ですよね。
時間が経っても大切にしたくなる理由、よくわかります。
その写真が今も残っているということ自体が、きっとご夫婦の関係を物語っていますね。
🎁エピソード②:離婚の危機を救ったバラの花束
主人とは3年付き合って結婚しましたが、いままで一度もプレゼントなどはもらったことがありませんでした。
結婚して3年が経ち、夫婦ふたりの生活もだんだんマンネリ化してきていました。すれ違いや些細なことでケンカをすることが多くなり、子供もいないし離婚をするのも選択肢のひとつなのかな・・・と私は考え始めていました。
そんな気持ちで迎えた3回目の結婚記念日、今回も特に何もなく終わるんだろうなと思っていたのですが、仕事から帰ってきた主人が手に持っていたのは、抱えきれないほどたくさんの赤いバラの花束でした。
「どうしたの?」と驚いて聞くと、「結婚記念日だから・・・買ってみた。最近ケンカも増えて俺たちの間に距離ができているような気がしたから・・・。これからも仲良く一緒に暮らしていきたい。」と照れながら渡してくれました。
主人からの突然のプレゼントはもちろん、そんな風に思っていてくれたなんて・・・ととても感激しました。そのバラの花束をきっかけに、また気持ちを見つめ直し夫婦仲良く暮らしていけるようになりました。
💬ちょっとひとこと
バラの花束は、ただのプレゼント以上の意味を持つことがあります。
心が通い合う瞬間が、ふたりの絆をもう一度強くしてくれたんですね。
沈黙やすれ違いを乗り越えるのは、言葉よりも「想い」が届いた瞬間かもしれません。
🎁エピソード③:夫がますます好きになった
私は中学生の時に好きで仕方がなくて、高校生になってから付き合っていた彼と、27歳の時に再婚しました。
夫はプロのカメラマンでしたので、昼間から夜中にかけての仕事が多かったです。
私は夫との間に双子の男の子を産んで、毎日が戦争のような日々を送ってしまっていました。
でも、夫は仕事がない日は育児も家事もとても手伝ってくれたので、夫のことが好きでした。
夫は平和主義者なので、家にいるときは本当にのんびりするのが好きみたいでした。
でもある日の午後に息子たちを散歩に連れて帰宅したところ、夫がバラの花束を買って待ってくれていたんです。
「誕生日おめでとう」といってバラの花束をくれました。
その時は私の30歳の誕生日だったのでしたが、夫が益々好きになりました。
💬ちょっとひとこと
毎日忙しい中でも、ふとした瞬間に手を止めてくれるその気遣い。
大切な日は忘れずに祝ってくれる姿勢が、何より心に残ります。
夫婦の間で積み重なる小さな「好き」の再確認、大切ですね。
🎁エピソード④:彼がくれたプレゼントの中で一番嬉しかったプリザーブドフラワー
大学生だったときに彼氏が誕生日プレゼントにくれたものです。
大学卒業後、就職先がそれぞれ違う土地だったので、遠距離恋愛になることが確定しました。
仕事への不安、遠距離恋愛が上手くいくのかすべてか不安だらけでした。
この先が全く想像できない中で迎えた誕生日でしたが、生花と違いなかなか枯れない色褪せないプリザーブドフラワーに、彼が離れてはいるけどこれからも一緒に歩いてくれるという気持ちを込めてくれたことがとても嬉しく、彼がくれたプレゼントの中で一番嬉しかったです。
その後、3年間の遠距離恋愛を経て、結婚しました。
現在もケースに入れて、玄関に飾ってあります。
仕事が上手くいかない、会えないのが不安でこの先どうしようかと迷ったときもありましたが、夫を信じて待ってよかったと、このプリザーブドフラワーを見るたびに思います。
💬ちょっとひとこと
時間も距離も超えて色褪せない想いが、花に託されていたんですね。
形に残る贈り物が、気持ちの揺れや迷いをそっと支えてくれる。
そんな存在が身近にあるのって、とても心強いことだと思います。
🎁エピソード⑤:もっとも華麗な花、胡蝶蘭
26才の時に働いていた職場を寿退社して嫁ぎ先の、主人のお姉さん二人から今までお疲れ様でした、と言う意味合いで胡蝶蘭を頂きました。
生まれて初めて胡蝶蘭を頂きましたが清楚な花のイメージですが清楚さの中にも華やかさがあり頂いた時は大人になったと言うイメージがあり嬉しくもありました。
主人のお姉さんですから義理の姉になりますが、私を迎え入れて下さる、その姿勢は大変感動をしました。
お花をもらうのは女性は嬉しいですが、胡蝶蘭は花の中でも、もっとも華麗な花ですから大人の仲間入りが出来たみたいで本当に嬉しく思いました。
お花をお祝いで頂く事は滅多に無いですからもらうと嬉しいですね。
その花の脇には姉からのメッセージもあり姉達の優しさに感謝しました。
💬ちょっとひとこと
ただの贈り物ではなく、「あなたを大切に思っているよ」という温かな気持ちが感じられます。
特別な節目にふさわしい胡蝶蘭が、心の中の“記念碑”のような存在になったのでしょう。
📝まとめ
花束やフラワーギフトは、一輪の花がまとう華やかさ以上に、受け取る人の心を映し出す「心のかたち」そのものなのかもしれません。
どの体験談も、単なる“モノ”のやり取りではなく、そこに込められた想いや、タイミング、言葉の力が相まって、忘れられない記憶となっています。
人生で特別な瞬間を彩った、花がくれた感動の思い出は、いくつ月日が流れても色褪せることのない宝物です。
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