大人になっても思い出す、甘く切ないバレンタインデーの思い出。
~みんなの体験談~
『少女漫画のシーンの様に』
小学生のころ、好きな男の子にバレンタインのチョコレートを贈ったことがあります。
当時、私はクラスの中でもおとなしく目立たない存在。
一方、相手の男の子は活発でスポーツもできる人気者でした。
バレンタインの前日、一人でチョコレートを買いに行き
夕暮れ迫る中、こっそり彼の下駄箱にチョコレートを忍ばせました。
翌日、下駄箱にチョコレートが入っていたことが
担任の先生によって、朝礼で報告されました。
「これを入れた人はいますか?」と
私が入れたチョコを先生が持っていました。
それを見たとき、心臓が早鐘のように鳴りました。
私は怖くて ただじっとうつむいている事しかできなかったです。
今なら、下駄箱に食べ物を入れるなんて ちょっと不潔だよね・・・と思いますが
当時の少女漫画で、そのようなシーンがよくあった気がします。
名前も書いてなかったから、私が送ったなんて彼は一生気づいていないでしょう。
あの下駄箱にチョコを入れたときの、フワフワした不思議な気持ちだけは
何年たってもずっと心に残っています。
『3年連続で渡すも実らなかった恋』
小学生の頃、3年連続で一人の男にチョコレートを渡しました。
1年目は学校の帰りに本人に手紙と共に手渡しました。
2年目は帰宅後に手編みのマフラーと共に家まで持参。留守だったのでお母さんへ預けました。
3年目は学校内で特別教室の前に呼び出して「付き合ってください」の一言と共に手渡しました。
ずっと仲が良くグループでワイワイしていた間柄の男の子でしたが、何故か毎年良い返事はもらえませんでした。
家が近く相手のお母さんとも仲良しだった為、いつももやもやした気分で終わっていたのを今でも思い出します。
中学校はそのまま地域の学校へ進学した為また3年間一緒でした。
高校生になってもう離れるだろうと思っていましたがお互い同じ学校に推薦入学で進学する事になりました。
実らない恋ではありましたが今では良い思い出です。
『告白メッセージとチョコ』
中学生のとき、片想いしていた同じクラスの男子にバレンタインチョコを渡しました。
直接渡す勇気がなかったので、ベタですが彼の下駄箱に入れさせてもらいました。
「優しくて好きです! ○○(私の名前)」というメモ付きで・・・。
ですがその後、お互い少し気まずくなり、ホワイトデーにお返しをいただいたことで私自身もなんだか満足してしまい、特に関係の発展等はありませんでした。
悔いなどがあるわけではなく、むしろよく渡したなぁなんて思うくらいですが、あのとき直接渡して、相手の反応を見てみたかったなと今では思います。
片想いの相手にチョコを渡すドキドキは、付き合っている相手に渡すのとはまったく別の感覚です。
またあんなドキドキが自分に訪れたらいいなと思います。
『想いを伝えることができずに進学』
小学生の頃、好きな子にだけバレンタインチョコをあげるのが恥ずかしくてできませんでした。
そこで私は毎年クラスの男子全員にチョコをあげていたのですが、どうしても自分の思いを伝えたくて、でも恥ずかしくて勇気を出して言葉に言い表せなかったので、その子のチョコだけ包装紙を色を変えて渡していました。
みんなに渡すのはピンクの色の包装紙で包んだチョコ、本命の子には緑の包装紙で包んだチョコを渡していました。
これだったら誰にも気づかれることなく、思いが伝わるかなと思いました。
本命の子はなんで自分だけ緑何だろうと首をかしげていましたが、あっと私の思いに気づいてくれました。
しかし私はかなりのシャイガールだったので思いを言葉で告げることが出来ないまま中学に進学し、その子は違う子と付き合ってしまいました。
なので今でも緑の包装紙で包んだチョコを見ると少し胸が切なくなります。
『はじめての本命チョコ』
バレンタインデーの思い出で、一番に思い出されるのは学生時代に初めて好きな人にチョコレートを渡したときのことです。
そのころの私は、1年くらい前から好きな人がいましたが、あまり積極的な行動ができませんでした。
バレンタインデーにチョコを渡すということが流行っていたため、思い切って渡してみようと思いました。
とても時間をかけて、チョコレートを選び、手紙を書いたのを覚えています。
ドキドキしながら当日を迎え、一日中落ち着かなかったです。放課後、友達の協力により、渡すことができましたが、手が震えていて、何を話したか全く覚えていません。
その後、何の反応もなく、振られてしまったのですが、渡せたことが満足で、それ以上期待していませんでした。
今思いだしても、くすぐったいような恥ずかしい思い出です。
『 「好きです」とチョコレート 』
中学3年生の時に、1年間片思いをしていたクラスメイトがいました。
私はすごく消極的な女子で、クラスの中でも目立たず、ずっと眺めているだけ、話したこともほぼありませんでした。
その男子に、活発な友達に協力してもらい告白をしました。
白い便箋が良いと友達に言われたので、そこに「好きです」と思いを書いて、チョコレートと一緒に渡しました。
友達にその日は早めに教室に来てほしいと頼んでもらい、誰もいない朝の教室でチョコレートと手紙を渡しました。
その男子は「ありがとう」だけ言って、照れくさそうにしていました。
すごくドキドキしましたし、渡せて良かった、気持ちを伝えられて良かったということを感じました。
気持ちがあふれてきそうなぐらい大好きだった彼でした。
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