『人生で初めてもらった本命チョコ』

これまでの人生で何度かチョコレートを頂いてきましたが、今でも深く胸に刻み込まれているバレンタインデーがあります。

それは、小学６年生の時の事で、何を隠そう人生で初めてもらった本格的な本命チョコレートだったのです。

正直、当時は小学生ですから、異性に対してそれほど興味がありません。
もちろん、カワイイとか好きというような漠然とした感覚はあるのですが、それ以上となるとねえ。

とまあ、とにかく思春期にも突入していない段階で初めてもらったチョコレート。
うれしいのやら恥ずかしいのやら、よくわからない色んな感情が渦巻いていたのを今でも覚えています。

確か、クラブ（運動部）終わりで友達や親もそこに居たんですよねえ。
それがまた、上述の恥ずかしさやらに繋がっていたんだと思います。

結局、なんだか冷たい対応しか取れずに、今となってはとても悪い事をしたなと感じる今日この頃です。

うーん、女の子は男の子よりも精神的な成長が早いと言いますし、もう少し大きくなってから貰っていれば、もうちょっと違った対応が取れていたかもしれません。ごめんね。

『突然好きな子から呼び止められ・・』

中学の時の話なのですが、当時私には彼女はおらずバレンタインデーの日になってもどうせ貰えないんだろうと諦めモードでした。しかし諦めているにも拘わらず下駄箱に入ってないのか確認したり、呼び止められて渡されるのではないかと落ち着かずソワソワしていました。

しかしそんな淡い期待も空しく、いつの間にか放課後になりすっかりバレンタインのことも忘れて帰宅しようと廊下に出てトボトボ歩いていたところ「○○くん」と私を呼び止める声がしたのです。

呼び止めたのは同級生の女の子で私が密かに恋心を抱いていた子だったのです。
まさか彼女からチョコが貰えるのか？と緊張し鼓動が高まりましたが、「これあげる」と渡されたのは綺麗な包装紙に包まれたチョコでした。
嬉しいやら信じられないやら興奮して嬉しくて舞い上がりそうでした。

憧れの彼女から貰ったチョコレート、嬉しくてしょうがなくルンルン気分でした。
自宅に帰って包み紙を開けてゆっくりチョコを食べようとしたとき手紙も入っていたのです。

ラブレターだと思ってドキドキしながら開いてみると「ホワイトデー倍返しでね　クラスの女子一堂より」というものでした。このチョコはクラスの女子全員から男子全員のチョコだったのです。

後で聞いてみるとそれぞれ男子を一人ずつ呼び止めてチョコを渡したそうで、そんな渡し方すれば勘違いしちゃうじゃないかと苦笑しちゃいました。

結局渡してくれた子とは進展ないまま卒業したのですが、それにしても憧れた子から呼び止められてチョコを渡されたことは勘違いしちゃいましたが忘れられない思い出です。

『今でも思い出すあの日とあの子』

小学校の頃、隣の席の女子からもらったチョコレートが今でも印象的です。

たまたま同じクラスで、たまたま隣の席になったから話す機会が多かっただけで、その日彼女が渡してきたのも1つ10円かそこらのれっきとした義理チョコでした。

それでも当時はひどく驚いたものです。あっけらかんとした笑顔と共に渡されたチョコレートを手にした私は、何とかありがとうと返すのが精いっぱいで、気の利いたお礼もろくに言えませんでした。

ホワイトデーには何かを返した方がいいのかなとか、万が一あの子が自分のことを本当に好きだったらどうしようとか、布団の中で悶々とした夜もありました。3月14日、何か学校に持っていこうかとかなり思い悩んで、結局当日手ぶらで登校してしまったのは、お菓子や食べ物の持ち込み禁止という学校の規則があったからです。
大人しい私には、そのルールを飛び越える勇気が足りませんでした。

卒業してからはその子と会う機会もありませんでしたが、何かお返ししてあげればよかったなあと、たまに思い出してしまいます。

『チョコを渡し逃げるように去っていったあの子は転校』

私が小学5年生の頃になりますが、当時好きな子がいました。

彼女はとても愛嬌がありちょっとブリっ子な感じでしたが、クラスではダントツの人気でした。

授業中など席が隣だった事もあり、結構仲良くなったのですが当時思春期真っ盛りで、あまり仲良くし過ぎると周りの友達に冷やかされるので、たまに素っ気ない振りをしたりして仲良くなりそうで、イマイチ仲良くなりきれない感じでいました。

そんな状況でバレンタインデーの日、放課後学校の校庭で友達数人と遊んでいて遊び疲れて水を飲みに一人で水飲み場へ行くと、そこに彼女が居て手に何か持ってこっちに歩いてきました。

まさか私に貰えるのかと喜んだその時、遊んでいた友達が水を飲みに現れ、彼女は顔色を変えて「これみんなで食べて」と慌てて、私に渡し逃げるように走り去って行きました。

ひょっとしたら、私に渡そうとしてくれたのかと考えたりしますが、その後すぐ彼女は転校してしまって、真相を聞くことが出来なかったのでバレンタインデーの時期になると今になってもふと気になります。

『義理チョコだったのか？本命だったのか？　』

私の高校時代は共学だったにも関わらずそれ派手な思い出はありませんでした。
部活もあまりパッとしないとある科学系だったのですが、そこではしばし楽しい思い出もありました。

他クラスでしたが同じ部員に数名の「物好きな」女子がおり、部活動が暇な時に彼女達と他愛も無い話で盛り上がったり、学校帰りにボウリング等で盛り上がるのが最高にリラックス出来る瞬間でした。

私のクラスにあまり親しい友達がいない事もあり、当然の事だったでしょうか。

そうした高校生活でも良い思い出だったのがバレンタインの日。

それまで全く女っ気の無かった私が初めてチョコを貰った日でした。

2人きりになったところを見計らった上での行動だったのでちょっとびっくりしたのですが、ちょうど受験勉強がピークに差し掛かる時でもありあまり本気で取りあう事が出来ず、チョコをくれた娘の本心を確かめる事もしませんでした。

まあ後から考えれば義理チョコだった可能性は極めて高く、むしろこちらが焦って本気にならずに良かったのかも知れません。

『バレンタインがきっかけで』

１番嬉しかったバレンタインは、学校終わりに女の子が手作りチョコレートを持って自宅まで来てくれたことです。

当時はその子と特に付き合ってはいなかったので、家に来てくれたのは衝撃でした。

基本的にはチョコレートを校内で、渡すものだと思っていました。

学生の時だったのですが、今までそんなことをしてくれる女の子は居なかったのでとても驚きました。

僕もその子のことが気になっていたので、そのバレンタインでの出来事をきっかけに僕らは付き合うことになりました。

バレンタインがきっかけで女の子と付き合うことが無かったのでとても新鮮でした。

恋愛のきっかけになるイベントは少ないので、バレンタインはとても大事なイベントだと思いました。