『絵の具セット』

今の彼と付き合って初めてのクリスマス。照れた感じでぶっきら棒に渡されました。
あたしは絵が描くのが好きで、会う度に絵の話をしていたので服やカバンなどより喜ぶと思ったのかもしれません。

あたしの周りでは指輪とかネックレスとかアクセサリーをもらったって意見の多い中、絵の具セットはなんとなくムードはないかもだけど、色々考えて、絵の具を買いに行った彼を想像すると素直に嬉しいと思いました。

ただ、絵の具はすでに持っていて、中々開けずに置いていたら

「いらないなら捨てて」と

すねてしまった事があります。

あたしの中では初めてのクリスマスプレゼントだったし、大事に使いたいって気持ちで置いていたけど伝わってないようでした。

それからあわてて使いましたけど、思い出深いプレゼントです。

『パスケース』

当時婚約中であり遠距離恋愛中の彼氏から、クリスマスにパスケースをプレゼントしてもらいました。

猫の柄でかわいいけど、シンプルなので大人が持っていても違和感がなく気に入りました。

ただ、その当時私は交通の便の悪い田舎に住んでいて、電車を利用する機会などほとんどありませんでした。

なので、もちろんICカードもパスケースも持っていません。

でも彼氏は「結婚してこっちに来た時に使ってね」と言ってくれたのです。

私はそれを聞いて「もうすぐ結婚して一緒に住めるんだ」と実感し、とても嬉しい気持ちになりました。

それからというものなかなか会えなくて寂しい時は、パスケースを眺めて「よし、頑張ろう」と気持ちを切り替えていました。

実際結婚してからはずっとこのパスケースを愛用しています。

そして、たまにこのことを思い出しては懐かしく温かい気持ちになっています。

『ロンドンについての歴史の本』

私の彼氏はイギリス人です。出身地はロンドン。

彼は日本が大好きで旅行で訪れたとき、私が通訳でサポートする仕事をしていたのがきっかけで知り合いました。彼は熱心に日本の歴史や文化などを一生懸命学んでいて、その辺の日本人よりも日本の事をよく理解しているのではないでしょうか。

そんな彼と交際に発展した初めてのクリスマス。遠距離恋愛でしたが、再度彼が日本に来てくれました。
イブに久々の再会を果たして、今までにないくらいロマンティックなデートをしました。
そしてその夜、予約しておいたホテルのお部屋でシャンパンを飲みながらまどろんでいると、彼が私にプレゼントを渡してくれたのです。

可愛らしい包装紙を開けると一冊の本。「ロンドンの歴史」という堅い内容の本でした。
そこから彼は一転真面目モードになり、お互いの文化をもっと知った方が良い・・とのお説教が始まり、そのまま寝てしまいました（笑）ロマンチックな雰囲気はどこへやらという感じです！！

『ピンクのシャンパン』

私は猫とピンクが好きです。
彼は猫が嫌いで、彼の周辺にピンク色も見当たりません。
でも、私が猫好きということは理解してくれていて、たまにラベルが猫のワインや猫グッズをさり気なく買って来てくれます。
記念日とか誕生日ということはこだわらなくて、何でもないときにふっと手渡されるので、そういうプレゼントも素敵だなって思います。
いいように理解すれば、常に私が好きなものを意識していて、見つけたら理由なく買うっていうことですから。
そしてあるクリスマスに登場したのがMOETのシャンパンです。
可愛いピンク色のパッケージで、いつもよりお値段もするシャンパンで、おまけとしてそのシャンパンと同じデザインのペンがついていたんです。
ピンク色に金色の王冠マークがあって、女子にはたまらない雰囲気でした。クリスマスに一緒に飲んで楽しめるし、感動でした！