女性からの体験談集です。
『産後の思いがけないプレゼント』
最初の子を産んでからしばらく、私は全身のだるさとむくみに悩まされていました。
運動不足かなと思い、子を抱いて散歩など頑張ったのですが、夕方は足がパンパンにむくんで痛く、子の夜泣きもあって睡眠不足に。
そのことを話していたら、夫がある週末に大きな箱を抱えて「ジャジャーン、凄くいいのを見つけてきたぜ!!」と誇らしげに買ってきてくれたのがパナソニックの足用エアーマッサージャーでした。
脹脛まで装着できる、柔らかい靴下型のパッドが、電動でもみほぐしてくれるというもの。
かなり強いツボ刺激と締め付けが凄く痛くてでも気持良いのです。
悶絶する私を見て「だろー、俺も電気屋で試してヒイヒイ言っちやったよ」と満足気な夫。
「たまには俺にも貸してね」と言うのが可愛くて、しかもとっても良い品を見つけてきてくれて嬉しかったですよ。
『わざわざお小遣いから購入してくれたという夫に感動』
冬になるとコートは必須になります。
私は物持ちがいい方なのか、ケチなのか・・・一度買ったものは使えなくなるまで使う癖があります。
この時使用していた真っ白なコートは、普通の女の子が私服で使うような真っ白なロングコートでした。
特に新しいものを購入する必要もなく、使えていたので8年ほど使用していました。
ある日、職場まで自転車通勤をしているときのこと。
その日は雨が降っていてやんだばっかりの天候で水溜りが多数ありました。
水溜りも勿論自転車で通ることになったのですが、
職場についてびっくり。コートの背中の部分に泥が沢山ついていました。
どうやら自転車の泥除けがとれていたようです。
濡れたハンカチで全体を拭いて、軽く洗濯をしたら大体の汚れがとれたのでそのまま使用していました。
その年のクリスマス。主人がお小遣いからダウンコートをプレゼントしてくれました。
クリスマスはお互いプレゼントを贈りあわないつもりだったのでびっくりしました。
主人は汚れた白いコートがどうしても気になって、買い換えて欲しかったのだけれど私の性格上買わないのでプレゼントすることにしたそうです。
そのダウンコートは色は勿論黒。汚れても目立たないように黒を選んでくれたそうです。
暖かさも以前使っていたものより暖かかったのでいいとこづくしでした。
何より私の事を考えて選んでくれたこと、わざわざお小遣いから購入してくれたという気遣い。
こんなに嬉しいクリスマスプレゼントは今までなかったです。
『谷保天満宮と指輪』
私はお誕生日が大晦日なのですが、毎年論文が忙しく帰省できないため、この時期ひとりで過ごすことが多く、寂しい誕生日になることがしばしばでした。
しかしある年の誕生日、私の恋人が大晦日の夜10時に私を谷保天満宮に誘いました。
谷保天満宮と言えば、東日本最古の学問成就の天満宮です。
彼は何も言わずに私をそこへ誘い、まだ咲いていない梅の木の下で私に指輪をプレゼントしてくれました。
しばらくすると除夜の鐘が鳴り始め、二人で手をつないで新年を迎えました。
その年はとても寒く、参拝客もほとんどいませんでした。
私たちは一緒に初詣を行い、私は論文の合否よりも、隣にいる恋人の幸せを願いました。
彼が何を祈ったのかは知りませんが、私はとても幸せでした。数ヶ月後、無事に論文が通りました。
彼とも今も仲良く過ごしています。
何も贅沢はないお誕生日でしたが、私には掛け替えのない思い出です。
『大きなぬいぐるみ』
大学に入ってから一人暮らしを始め、当然ながら毎日一人で寝起きしなければならず、何のぬくもりもない生活に気が滅入ってきていました。
そんなある日、頼んだ覚えのない大きな荷物が届きました。
それを開けてみると、メッセージカードとともに、しろたんというアザラシを模したキャラのぬいぐるみが入っていたのです。
それは、最近一人で辛いと漏らしていた私に、友人が送ってくれたプレゼントだったのです。
その心遣いに胸を打たれ、なんと気の効く友人だろう、私はいい友人を持った、とつくづく思いました。
大きさは抱き枕ほどあり、かなりのサイズ感でした。そのため、一人では少し大きかったベッドも、そのぬいぐるみを置くことにより、心地いい狭さになりました。
今ではしろたんのぬいぐるみと毎日一緒に寝ています。
『退院祝いのプレゼント』
身体を悪くして入院したことがあって、
数ヵ月後に退院して自宅に戻ると部屋のベッドの上に1000ピースのジグソーパズルが置いてあった。
退院してもまだ元気に動き回れる状態になかったのでとても嬉しかったです。
姉妹から頂いたプレゼントで、
退院したその日に封を開けて嬉しくて夢中でパズルをやっていました。
入院して辛かったこともあったけど、
言えに帰ると姉妹の優しさに改めて触れることが出来て本当に嬉しかったです。
夢中になってパズルをやっていたので、
気づいたら陽も暮れていて夜ご飯を食べ終わってまたすぐにパズルに取り掛かったら
1000ピースのパズルがその日のうちに完成しました。
姉妹が、
もっと時間かかると思ったのに1日で終わっちゃったね(笑)と言っていたのを今でも覚えています。
『仕事のストレスで消耗していた私への心遣い』
派遣社員として働いていた時のことです。
最初は、良い方が比較的多いチームに所属していたのですが、新しくチームができることになり、そこのチーム長が、あまり評判が芳しくない人で、チーム長自ら、チーム員をセレクトしたので、「類は友を呼ぶ」というのか、チーム員も、やっかいな方ばかりが集まったチームでした。
私が、そこのチームを担当することになり、なおかつ、隣のチームの女性が、休みがちで、そちらのチームもフォローすることになって、ストレスがMaxになっていましいた。
それで、便秘がちになり、会社に売りにくる、某飲料会社の、便秘に効くという商品を、毎日のように買っていたのですが、その時に、一緒に買っていたのが、10歳以上も年の離れた、若くてかわいい正社員の女性でした。
ある時、その女性が、私がいつも買っている、整腸作用のあるドリンクをおごってくれました。
私は、正社員の方に、しかも、10歳以上も年の離れている方におごってもらうのは、とても気が引けたので、何度も辞退したのですが、彼女は「いいですから、受け取ってください」と、渡してくれました。
後で聞いたのですが、正社員の女性達の間で、私が、かなり大変な状況になっているということが、噂になっていたみたいで、整腸作用のある飲料をプレゼントしてくれた女性も、気難しい、女性先輩の下で、いつも気を使っているので、人の痛みがよく分かったのでしょう。
「見ている人は見ているんだな~」と思い、しかも、すごく年下の社員の方の心遣いがとてもうれしかったです。
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