ホワイトデーの思い出には、それぞれの「かたち」があります。
贈り物の大きさや値段ではなく、その気持ちや想い出こそが、心に残る宝物になるのかもしれません。
今回は、さまざまなホワイトデーの記憶を通して、それぞれの“やさしさ”や“トキメキ”を振り返ってみましょう。
恋の始まりや別れ、大切な再会や素朴な律儀さ……そのすべてが、かけがえのないエピソードです。
きっと、あなたの記憶のなかにも、そっと重なる瞬間があるはずです。
エピソード①:別れてからも、大切な思い出
ホワイトデーのお返しに、シルバーの指輪を貰ったのが、私の中では一番の思い出ですね。
凄く好きで、自分から告白して付き合った初めての彼氏でした。
男性から、宝飾品を貰う…って言うのが初めての体験で…ドキドキ。
何か、自分も大人の女性になった気がして、嬉しかったですね。
よく指輪のサイズ分かったな…と思って、彼に聞いたら、店の人に身長とか体型とか言ってどれ位が標準か聞いて買ったって言ってて、違ってたら困るからネックレスとか考えたけど、リボンの形が可愛いし、とにかく指輪を買って贈りたかったって言われて、凄く嬉しくて幸せな気持ちになりました。
付き合っている間、ずーっと肌身離さずつけていました。
別れてからも、大切な思い出なので、今でも大事にしまってあります。
✨ちょこっとコラム
ホワイトデーに指輪を贈るなんて、大人びた選択に思えますが、実は「形に残るもの」は気持ちを強く伝えてくれる代表格。特にサイズ選びには工夫が必要ですよね。
もし相手のサイズが分からないときは、店員さんに相談するか、あえてフリーサイズのアクセサリーやネックレス、ピンキーリングなどを選ぶのも手です。
相手のことを想ってリサーチする――それ自体が、もう最高のギフトなのかもしれません🌸
エピソード②:手作りチョコで告白。ホワイトデーに彼から
高校生のときに、憧れだった1つ上の同じ弓道部の先輩に、バレンタインに手作りチョコをあげて告白をしました。
返事は少し待って欲しいとのことだったので、いつ答えをもらえるのかなとドキドキしていました。
1ヶ月後の3月14日、部活のあと少し時間いい?と言われ、ついに返事がもらえるんだと一瞬で緊張してしまいました。
正直こんなに間が空いたし、もうダメなんだろうなと諦めムードで先輩との待ち合わせ場所の公園に行きました。
少し話をしたあとに、「これ・・・バレンタインのお返し。」と先輩からクッキーを渡されました。
「手作りだからおいしいかわかんないけど・・・。」と照れながら言う先輩にとても驚いていると、「俺と付き合ってください。」とOKの返事をもらえました。
すごく嬉しくて感動し、泣きながら先輩の手作りクッキーをいっしょに食べたのがとてもいい思い出です。
✨ちょこっとコラム
恋の始まりには、勇気と少しの“待つ時間”がつきもの。返事を保留にされたとき、ついネガティブに考えてしまうけれど、実は「ちゃんと考えたいから時間をください」という誠実さの表れでもあるんです。
そして、ホワイトデーに手作りのお返しというのは、自分の言葉と想いを丁寧に伝える最高の形。
お菓子づくりに慣れていなくても、クッキーやマシュマロなどはチャレンジしやすいアイテムなので、気持ちを込めた“手作りギフト”は男女問わずおすすめです🍪💗
エピソード③:思い出のハイレモン
去年のホワイトデーに、今つきあっている彼のバレンタインチョコレートのお返しに、ハイレモンの駄菓子を1個いただきました。
あまり、彼はお菓子が詳しくなくて、(コンビニのお菓子しか興味がない)洋菓子店で購入することもないため、パチンコの景品だと言ってました。
子供の頃、ハイレモンが好きで、毎日買ってたから、懐かしくて景品で交換したそうです。
さすがに、2000円相当のバレンタインチョコのお返しに、ハイレモンではつり合いが取れないと思ったのか、後から趣味で二人でしてる卓球のボール1ダースをプレゼントされました。
それも、二人で使うものなんだけど、と思いつつもホワイトデーを一応覚えてくれたことに、ほっこりして嬉しかったです。
✨ちょこっとコラム
お返しは高価である必要はなくて、「思い出がリンクするもの」って実は最強。
ハイレモンのような懐かしのお菓子や、共通の趣味グッズは“二人だけのストーリー”を深めてくれます。
恋人があまりプレゼント慣れしていない場合は、「自分の好きなものを語っておく」「一緒に使えるものを提案する」など、やんわりとヒントを出すのも大人のテクニックです。
“なんでもいい”じゃなく、“あなたが選んでくれた”ことに喜びを感じるんですよね🍋✨
エピソード④:初恋の彼との再会。そして・・
私には高校生の時に好きで付き合っている人がいました。
彼とは中学生の時に片思いをしていた人でした。
でもプラトニックな交際をしていましたので、手をつないで歩くだけで十分に満足だったのでした。
中学生の時からずっとバレンタインデーにチョコを上げてしまっていました。
でもそのころ、ホワイトデーというのはあまり定着していませんでしたので、ホワイトデーのお返しをもらったことが1度もありませんでした。
でも、彼と高校2年にの夏に自然消滅してしまったのでした。
26歳になってOLの時に、同期の知人を紹介してもらって結婚したのですが、結婚生活はうまくいっていませんでした。
そんなときに初恋の彼に電話して再会して付き合うようになりました。
彼にはバレンタインデーにチョコをあげましたが、その年のホワイトデーにブランドのネックレスをもらったのでした。
初めてのプレゼントでかなりうれしかったです。
✨ちょこっとコラム
初恋の人と再会して恋が再燃する――まるでドラマのような展開ですが、意外と“あるある”です。
時間が経ってから再会すると、当時にはなかった気づきや成長を互いに感じられることもありますよね。
また、ネックレスのように「身につけられる贈り物」は、贈った人をいつも身近に感じられる素敵な選択肢です。
最近は、名入れや記念日刻印ができるカスタマイズジュエリーも増えていて、想いを込めるのにぴったりです💍
エピソード⑤:こどもながら律儀な男の子
小学生の頃の話しです。周りの友人たちは、本命チョコをあげるので、必死になっていました。
私は、めんどくさいような気持ちで用意をしていませんでした。
好きな人はいたのかもしれませんが、少し変わった女子だったのかもしれません。
給食の時間に、「義理チョコでもいいから、チョコをくれくれ」とある男の子に頼まれてしまいました。
今思うと、素直というか、頼まれたからと理由で、チョコを買いに行きました。
しかし、義理チョコだから、ちょっとしたもののほうがよいだろうと、100円くらいの小さな、駄菓子のようなものを買い、家に届けました。
あまり、深く考えてなかったのですが、ホワイトデーに、お菓子をいただきびっくりしました。
お返しなどまったく期待していなかったのに、あきらかに100円以上のものをもらったのです。
お菓子だったか、文房具だったかは覚えてませんが、小学生ながら、申し訳ない気持ちになりました。
✨ちょこっとコラム
「ありがとう」の気持ちを返したい――そんな純粋な思いが、子どもにもちゃんとあるんですよね。
義理チョコとわかっていても、ちゃんとお返しを準備するその律儀さに、大人も学ぶことがある気がします。
子ども同士の贈り物でも、ちょっとした包装や一言メッセージを添えると、ぐっと特別感が出ますよ。
ホワイトデーは“感謝を形にする日”として、大人も子どもも楽しんでいけるといいですね🍬📚
まとめ
ホワイトデーは、恋の始まりや節目を彩る、大切なワンシーン。
お菓子やアクセサリーの裏には、その人なりの想いと記憶が詰まっています。
誰かのために選ぶという行為が、言葉以上に気持ちを伝えてくれる。
そのやりとりの中にこそ、長く心に残る思い出が生まれるのかもしれませんね。
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