バレンタインにもらったチョコをきっかけに、心がそわそわするあの季節。
ホワイトデーのお返しに何を選ぶか、どう渡すか、悩んだ経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
贈る側の気持ち、受け取る側の気持ち、そして空回りしてしまった後悔まで…。
今回は、そんなホワイトデーにまつわるちょっと切なくも温かい体験談を集めました。
一つひとつに、忘れられない想いや小さなドラマが詰まっています。
エピソード①:お返しは直接渡せば良かった
高校1年生の時に隣のクラスの女の子からバレンタインデーチョコをもらったのでお返しにホワイトデーとしてキャンディーを渡す予定でしたがどうやって渡そうかいろいろ悩みました。
隣のクラスにはチョコをくれた女の子の他にも友人などたくさんいるのでなかなか渡すチャンスがありませんでした。
それで昼休みに女の子が一人になるのを待っていましたがずっと他の友人とおしゃべりしていたのでチャンスがまったくありませんでした。
それで昼休みも終わってしまい午後の授業を受けている時にどうやって渡そうか考えていましたが結局思い浮かびませんでした。
それでみんな帰るまで教室に残っていて誰もいなくなったら女の子の机の中に置いておきました。
次の日に女の子が気づいたみたいでありがとうと言ってきましたが本当は直接渡さないといけないものだと思いました。
✨ちょこっとコラム
人に気持ちを伝えるって、本当に勇気がいることだよね。
特に10代の頃は、友達の目もあるし、照れくささも倍増してしまう。
でも、直接手渡す行動には、言葉以上の誠意がこもっているもの。
あとになって「やっぱり面と向かって渡せばよかった」と思うのは、きっと心の中でその大切さに気づいていたからなんだろうね。
ホワイトデーのような“お返し”のシーンは、じつは自分を少し成長させるチャンスなのかも。
次に誰かに何かを渡すときは、たとえ一言でも笑顔で添えてみよう。
それだけで、気まずさは“思い出”に変わるはずだから。🌸
エピソード②:女心がわかっていないと我ながらに思う
ホワイトデーというと、数少ない思い出しかありません。
なぜなら、バレンタインデーに、チョコをもらっていないからです。
と、自虐的な内容を話したところで、本題へ。
数少ない中にも、印象的な出来事がありました。
それは、小学生の時の話です。
小学校五年生のころでしょうか?私は、バレンタインデーに数人からチョコをもらっていました。
で、ホワイトデーでお返しをする訳ですが、何を返してよいかわからない。
大人になった今は、頂いた物に対して、どの位のお返しをすればよいかわかりますが、
当時はまったく考え付かず。感謝の気持ちを表せたら、ということで一律同じ商品をお返しすることにしました。
その結果、クラス全員にミニチョコを配っていた女子も、手作りでくれた女子も、わざわざ購入してくれた女子も、同じものという結果に。
女心がわかっていないなぁ、と我ながら思います。
そのように、無神経だからこそ、バレンタインデーにもらえないんでしょうかね?
✨ちょこっとコラム
“全員に平等”は一見やさしさに思えるけれど、相手の手間や想いに目を向けることも、もう一つのやさしさ。
「同じものを配る」って、楽ではあるけれど、気持ちの重さはひとりひとり違うよね。
たとえば手作りしてくれた子には、ほんの一言「ありがとう、嬉しかったよ」と伝えるだけでも印象は全然変わる。
もし小学生の自分に戻れるなら、そんな小さな気配りができるようになりたいな。
プレゼントは物じゃなくて、その“選び方”や“渡し方”にこそ、心が宿るのかもしれないね。🎁
エピソード③:とにかく悩むお返しの品選び
退職前の職場での話です。毎年バレンタインディー、ホワイトディーの来るのが大げさに言うと恐怖でした。
何しろ支店の社員が35名の内、男性が支店長を含めて6名、後は全て若い女性です。私は立場は同僚ですが年齢的にはお父さんといった感じでしょうか。
バレンタインディーになると全員ではありませんでしたが、ほとんどの女性からいわゆる義理チョコを頂き、その数たるや20数個、皆それぞれに準備しているのでチョコはまちまちなのです。
3月14日のホワイトディーの来る前に、某大手スーパーに行ってお返し選びです。
まず何にするかで悩み、次に誰にどれにするかで悩み、何しろ20数人分ですよ、これ大変な作業なのです。
何とか準備し、頂いた全員にお返しした時はほっとしたものです。かなりのエネルギーを使いました。
チョコレート菓子業界の皆様、何かいい方法を考えて頂けませんでしょうか。
✨ちょこっとコラム
大人数へのお返しって、本当に労力がかかるよね。しかも個性もバラバラだと余計に悩む…。
そんなときは「まとめて感謝を伝える工夫」も選択肢のひとつ。
たとえば、個別のプレゼントではなく、共通のお菓子セットに手書きメッセージを添えて配るのもアリ。
一言「毎年ありがとう。みんなのおかげで仕事が楽しかった」と添えるだけで、ぐっと気持ちは伝わる。
それに、“義務”感が強くなると、贈り物はただの「作業」になってしまうから、
無理せず、自分らしいスタイルを見つけるのがいちばんだと思うな。🧁
エピソード④:みんな何をお返ししているのか聞いてみたい
2月14日、いとこの女の子がチョコレートをしかも手作りで送ってきてくれました。
私の家族分の3っつをすべて私が食べてしまいました。(反省)
さて、3月のお返し(ホワイトデー)はどうしようかと悩んでいた結果、
普通は同様チョコレートやクッキーを送るべきだったのになんと私はなぜか占いの本をいとこに送ってしまいました。
翌年、ラインで「お菓子と本どっちが好き?」なんてリクエストを聴いたところ、
返事は「お菓子」でした。なんだかちょっと申し訳ない感じがします。
しかし、今年はチョコレートの入ったクッキー(ラングドシャ)をホワイトデーで送りました。
珍しいピーチのチョコレートの入ったラングドシャです。
試食してみると結構おいしかったので購入に至りました。
しかしながら、仲の良い人には本を送ると良いなんて聴いたことがあったのに、
家族に聴いてみると、「そんなの絶対おかしいでしょ。お菓子をあげなさい。」
と猛反発を食らいました。みなさんはホワイトデーのお返しには何を送りましたか?
なんだか皆さんの意見が聴いてみたいところです。
✨ちょこっとコラム
贈り物って、送り手の“思い”と受け取り手の“期待”が交差するから難しいよね。
「本を贈るのは特別な人へ」なんて言われることもあるけれど、それが必ずしも正解じゃないこともある。
実際、「お菓子が好き」って返ってきたのなら、やっぱり素直にそこを優先したほうがうれしいかもしれないね。
迷ったときは、リサーチしたり、さりげなく聞いてみるのもいいかも。
とはいえ、ピーチ味のラングドシャというチョイス、かなりセンスはあると思うな🍑
一番大切なのは、「喜んでもらいたい」って気持ちをこめること。
その気持ちは、きっと相手にも届いているよ。💭
エピソード⑤:定番商品が定着してくれればありがたい
30代後半の男です。今となっては2/14のバレンタインにチョコを貰うのは家族関係だけになりました。それでも一応毎年渡してくれるので、ありがたいもんです。
だいたい毎年5個ほど貰いますが、やっぱりお返しが大変。バレンタインはチョコレートありきで、どんなチョコにするかになると思うのですが、ホワイトデーはこれといった決まりもんが無いように思えます。
一昔前はクッキーとか言われてたと時もあったような気もしますが、今は全然。。。なので毎年どうするかかなり悩みます。
なんでもいいやと思って軽い感じで選びに行くけど、実際選び出すとはたして本当にこれでいいのだろうかと悩んでしまう。
結構優柔不断なのでここで結構な時間を使ってしまう。
悩んだ末に結局次回持ち越しになる場合もある。
なのでホワイトデーにもこれっていう定番商品が定着してくれたら、お返し選びも少しは楽になるのになぁー。
✨ちょこっとコラム
「これさえ選べば間違いない!」っていうホワイトデーの定番、たしかにあれば嬉しいよね。
でも、だからこそ毎年“何にしよう”って悩む過程が、実は大切なのかもしれない。
最近は、おしゃれな焼き菓子やパッケージがかわいい紅茶セットなど、失敗しにくいアイテムも増えているよ。
迷ったときは、店舗の“人気ベスト3”や“季節限定”をチェックするのも手。
贈る側も楽しみながら選べたら、それが一番理想だよね。
ちなみに、「来年はこれにしようメモ」をスマホに残しておくと、次が少しだけラクになるかも📱🍬
エピソード⑥:ホワイトデーのお返しの意味
バレンタインデーのお返しにと会社の女の子にハンカチとチョコを添えて渡しました。
私の他にも貰っている人が沢山おりまして、その方たちのお返しがまた金額の掛かるもので。
それと私が渡した物と比較されると少し恥ずかしい気持ちになります。
そもそも、比較されるという自体が可笑しく映り、それなら貰わない方がましと言う気分にさせられます。
でも中にはお返し目当てでない方もいらしゃいまして、そういう人たちもいるので、ずっと続けている分けです。
ホワイトデーの本当意味は女性から気持ちを頂いたお礼として贈るものであって、義理でいただいた分に関してお返しすることは何か違うように思えます。
バレンタインデーのお返しがホワイトデーと言うのはあくまでの気持ちのお返しと言う意味ではないでしょうか。
✨ちょこっとコラム
たしかに、ホワイトデーって“相場”や“周囲の目”が気になるイベントでもあるよね。
でも忘れたくないのは、「気持ちに対しての感謝」こそが本質だということ。
高いものじゃなくても、気持ちがこもっていれば十分なんだよね。
もし比較されて落ち込むなら、「自分は誰にどう返したかったのか」だけを見つめるのがいいと思う。
たとえば手書きのメッセージを添えたり、ちょっとした心遣いで差は縮まるもの。
ホワイトデーに限らず、“誰かのために”選んだものって、その時点で立派な贈り物だと思うな💗
まとめ
ホワイトデーのお返しには、たくさんの気持ちが詰まっています。
「どう渡そうか」「何を選ぼうか」と悩むのは、それだけ相手を大切に思っている証拠。
うまくいった体験もあれば、ちょっぴり気まずかった記憶も、どれもその人らしさがにじむ愛おしいエピソードでした。
“正解”がないからこそ、迷いながらも自分なりの答えを探していく——
そんな一つひとつの贈り物が、人生の小さな宝物になっていくのかもしれません。