プレゼントは、そのタイミングや形よりも、贈り手の気持ちが心に残るもの。どんな場面でどんな気持ちになったのか、実際に受け取った人のエピソードを通して、“嬉しかったプレゼント”の本当の魅力が見えてきます。
🎁エピソード①『iTunesカード』
大人になってから仲良くなった年齢も職業も様々な女性数人のグループで、何か特定の誕生日や記念日ではなく会ってみんなでお食事会をする集まりのときにプレゼントを渡しあっています。
値段は特に決まっていないのですが、恐らくみんな1000円~1500円程度の物を用意していると思います。
割と頻繁にある集まりなので渡すもののネタに困っていた時、あるひとりがiTunesカードの表面にメッセージやイラストを書いてくれました。
友達に金券って渡しにくいイメージだったのですが、もらってみて凄く嬉しくて真似したいと思いました。
なによりも今みなさんスマホでLINEスタンプを買ったりアプリゲームの課金をしたりするので、iTunesカードって需要あるんですよね。しかもメッセージを書いてくれたところが粋だなあと思いました。
💬ちょっとひとこと
“気軽だけど心がこもっている”――そんな贈り物の理想形かもしれません。金券が味気ないなんていう固定観念を、たったひと工夫でこんなにも温かく変えてしまう発想に、驚きと感動があります。便利なものと心のこもったメッセージがひとつになると、まさに今の時代にぴったりなプレゼントになりますね。
🎁エピソード②『システム手帳』
今年の初めに友人が誕生日プレゼントの中の一つとしてプレゼントしてくださいました。
手帳は一年間使うものなので「今年も1年間よろしくね!色んな場所に行って色々な思い出を沢山作っていこうね!」という意味も込めて選んだそうです。
その意味を知ってもらったときは本当に友達でいてよかったし、去年以上に頑張れる気がしました。
今現在使っているのですが、とても使いやすく自分で買った時よりも大切に使っております。
案外高価なモノだったり、デザイン性や話題性をプレゼント時に重視するより毎日使うものだったり、肌身離さず使うもののほうが楽しい時も孤独に感じる時もプレゼントしてくれたその人を近くに感じられる気がします。
自分も今度誰かにプレゼントを渡す機会がありましたら実用性があるものをあげようと考えております。
💬ちょっとひとこと
毎日手にするものだからこそ、そこに込められた意味や想いがじんわりと心に沁みてくる。使うたびに「この手帳には、友達のエールが込められている」と感じられるって、すごく幸せなことです。大切な人の一年にそっと寄り添う、そんな贈り物って素敵ですね。
🎁エピソード③『ステンレスタンブラー』
誕生日プレゼントでスターバックスのステンレスタンブラーを貰いました。
しかも限定のさくらのタンブラーです。
凄く人気で発売日当日に数分で完売してしまう店舗もある超貴重なタンブラーです。
昨年私が欲しかったけど買えなかったという話をしたのを覚えていてくれて、わざわざ1年後に発売日当日に朝から並んで買ってきてくれました。
寒い中並んでくれたこと、そしてなによりも1年前にボソっと言った何気ない会話をちゃんと覚えていてくれたことが凄く嬉しかったです。
普段スターバックスなんて全然行かないような子で、それもビックリです。
タンブラーには手作りの桜モチーフのメッセージカードもつけてくれて、本当に心温まる誕生日プレゼントでした。
💬ちょっとひとこと
「忘れていなかったよ」――そんなメッセージが込められたプレゼントには、言葉では伝えきれない感動があります。たった一言の会話を覚えていてくれたこと、寒い朝に並んでまで手に入れてくれたこと。そのすべてが心に刻まれる贈り物でした。人のあたたかさって、こういうところに表れますね。
🎁エピソード④『名前入りのアクセサリーボックス』
アクセサリーや小物をいれる、皮張りのボックスをもらいました。
光に反射するとキラキラ光る表面で、色は薄いピンク色です。中は、アクセサリーを分類しやすいように仕切りがついていて、腕時計も入れられます。
そこまでは至って普通のボックスだったのですが、箱の蓋の部分に、金の文字でわたしの名前が刻印されていたんです。名前入りのものをもらったのは初めてだったし、名前が入っているだけなのに、とっても愛着を感じました。
それをもらったのは小さなカフェの中でしたが、嬉しくて思わず大きな声で喜んでしまいました。
わたしだけのアクセサリーボックスは、今はテーブルの上に飾っています。
実用的でもありますし、名前入りのプレゼントは本当に嬉しいです。
💬ちょっとひとこと
「これは、あなただけのものだよ」という想いが、名前という形で届いた瞬間。名入れギフトには、世界にひとつだけの特別感があります。ただのモノが、“自分のもの”になる。その喜びは、大人になっても色褪せません。
🎁エピソード⑤『エプロン』
オーストラリアへのワーホリが決まっていた年。出発前に壮行会を開いてくれた友人からのプレゼントがエプロンでした。
というのも、必要なものを貰った方が嬉しいだろうという友人からの提案で何が欲しいかを聞かれました。
初めて1人で暮らすので自炊をきちんとやって、料理が得意になりたいと思っていました。それにはまず形から!ということでおしゃれなエプロンが欲しいと思っていました。
ショッキングピンク一色のフランフランのおしゃれエプロンがかわいいと思っていたのでそれをリクエストしました。
食事会も最後になったころ、プレゼントを渡され、とても嬉しかったです。サプライズもいいですが、欲しいものをプレゼントしてもらうのもいいものです。
自分で買うには出費を気にしてしまう物だったとしても、それをプレゼントされれば絶対に活用するものなのでありがたいです。
💬ちょっとひとこと
「あなたの暮らしに役立つものを贈りたい」という気持ちは、何よりの愛情表現。リクエストに応えてくれたプレゼントは、想像以上に心強く、新生活の背中を押してくれます。日々の中で使うたびに、あの場面がよみがえってきそうですね。
まとめ
どれも高価なものではなくても、その人のことを考えて選ばれたものばかり。
ほんのひと工夫や一言のメッセージ、過去の会話の記憶、そして自分の名前が刻まれていたり――
すべてに共通しているのは、「あなたのことをちゃんと見ているよ」というまっすぐな気持ちです。
プレゼントは、物だけを贈る行為ではありません。
それは、関係を深める手段であり、感謝や応援の気持ちを届ける方法でもあります。
だからこそ、心を動かすプレゼントには、モノ以上の意味が宿るのです。
これから誰かに贈り物をするとき、自分の言葉や想いをそっと添えることを忘れないようにしたいですね。
きっとそれは、何年経っても受け取った人の記憶に残り続けることでしょう。
コメント