日常のふとした瞬間に訪れる、小さなサプライズ。
それは特別な言葉よりも深く、そっと心に灯をともしてくれるもの。
飾らない優しさや、何気ない言葉の記憶に包まれた贈り物は、何年経っても色褪せない。
「自分のことを想ってくれていたんだ」と気づいた瞬間に、心はあたたかく満たされる。
今回は、そんなかけがえのない記憶として残るプレゼントのエピソードをお届けします。
エピソード①:『プレゼントの渡され方がサプライズ!!』
現在の夫とまだ結婚する前、初めての誕生日の時にもらったのがアイスウォッチの白い腕時計でした。
夫がネイビー色の同じ腕時計を持っていて、付き合ってから私はずっと「いいな~」と言っていたんです。
そうしたら、それを覚えていたらしく、色違いのものをプレゼントしてくれたんです。
しかも、その渡され方がまさにサプライズでした。
付き合ってすぐに同棲をスタートしていたので、誕生日当日は家でお祝いをしてくれました。
食事が始まる前には、腕時計とは別のプレゼント(ボディケア用品のセット)を渡してくれていたんです。
初めての彼からのプレゼントだったので、それだけでも本当に嬉しかったんです。
ですが、食事が終わって後片付けをし、お風呂に入り、さあ寝よう!
と思っていた時、いきなりその腕時計を渡されたんです。
いやいや、プレゼントもらったけど!と思いましたが、私がすごく欲しがっていたものだったし、二段階構成で渡されたので、驚きと嬉しさで、恥ずかしながら泣いてしまいました。
初めての誕生日プレゼントでしたし、本当に忘れられない日になりました。
✨ふと胸に灯るもの
何気なく交わした言葉が、ずっと心に残っていたんだと知ったとき。
サプライズに込められた記憶のやさしさに、胸の奥がじんわりあたたまる。
一度受け取ったと思ったプレゼントの、その先にもう一つ用意されていた気配りに、
“ちゃんと見てくれている”という安心感がそっと灯るんだと思うな。🎁💫
エピソード②:『ちゃんと覚えておいてくれた私の趣味』
新婚当時、旦那の留守中に、良くプレステ2のソフト「どこでもいっしょ」で遊んでいました。
主役キャラのトロが大好きで、旦那にも「可愛いでしょ?」っておススメしていたのです。
そのトロのぬいぐるみを、旦那から急にプレゼントされた時は、本当にサプライズ感満点で嬉しかったです。
只のぬいぐるみではなく、テレビリモコンに反応して、音楽に合わせて足をバタバタさせるというもの。
旦那に聞いたら、新幹線に乗って関西方面への出張の帰りに、東京駅内のショップに売っていたのだとか。
意外に大きなぬいぐるみでしたので、紙袋に入りきれてなくて、持って帰ってくる電車の社内では、チョッと恥ずかしかったんじゃないかなと思いました。
トロのことを「可愛い」といつも言ってたことを、ちゃんと覚えていてくれたからこそのサプライズだと思ったので、本当に嬉しかったです。
✨ふと胸に灯るもの
ただのキャラクターグッズじゃなくて、“あのとき嬉しそうに話してたね”って気持ちが詰まってたんだよね。
大きなぬいぐるみを電車で運んでくれた、その姿を想像するだけでも胸が温かくなる。
思い出の重なりを大切にしてくれる人の存在って、本当に心強いと思うな。🐾💗
エピソード③:『いつも見ていてくれてるんだぁと感激』
私はアクセサリーが好きで、彼とデートする際にも普段からもよく身に着けています。
特に好きなブランドはこれといってありませんが、よく着けているのはthe kissというブランドの物です。
彼にそれを話した事はなかったのですが、交際1年目の私の誕生日に、何とthe kissのペアネックレスをプレゼントしてくれました。
彼は私と違って全然アクセサリーを付けませんし、何か付けるのも苦手と言っていたのです。
それなのに私とお揃いのアクセサリーを、しかも私のよく着けている物をくれるなんて、と驚きました。
ネックレスを貰った事もそうですが、優しくていつも見てくれている、その気持ちが嬉しかったです。
デザインも色も私の好きな物だったので、最高のプレゼントでした。
✨ふと胸に灯るもの
言葉にしていなくても、ちゃんと見ていてくれたこと。
それに気づいた瞬間、「この人は私のことを大事に思ってくれているんだな」って実感が広がっていく。
苦手なことを乗り越えてまでくれたプレゼントの重みが、心の奥でひときわ輝くんだろうね。💞

エピソード④:『前から気になっていたものを貰えて嬉しかった』
旦那の転勤に伴って、去年の10月に仙台に引っ越してきました。
実は丁度私の誕生日の頃に新居への引越し時期と重なったしまったので、バタバタと慌しい誕生日を迎えました。
引越しが一段落して落ち着いた時のお昼過ぎに宅配でジルスチュアートの箱が届きました。
旦那から、慌しい誕生日でごめんと謝罪されながらその箱を渡されました。
その箱の中身とは、私が大好きなジルスチュアートでしかも中身が、以前から気になっていた10周年記念の限定コスメでした。
まるで宝石箱の様にキラキラとしていて、シルバーの重みのある箱の中にはリップグロスと、ラメパウダー、そしてクリームチークとアイカラーベースのセットでした。
それぞれの容器も蓋に宝石の様な物が付いていてとっても綺麗です。
✨ふと胸に灯るもの
慌ただしい日々の中でも、「君のために」と思いを込めて選ばれた贈り物。
その手間や時間の裏側にある、見えない優しさって、きっと本人以上に深く届いてる。
あの日のバタバタさえ、今ではあたたかな記憶に変わってるのかもしれないね。🎀📦
エピソード⑤:『夫の心遣いが嬉しかった』
旦那からのクリスマスプレゼントに、私の大好きなブランドのINDIVIのセーターをもらいました。
白と黒のチェック柄で、私がいつも選んでるのをよく覚えてくれていたなとうれしくなりました。
誕生日の日をよく忘れていたりするのに、やはり世間が騒がしいからか、クリスマスの日はさすがに覚えていてくれたようです。
子供といたら、いつも服をひっぱたりして、セーターを伸ばしてくれたり余計なことをするから、最近は高い服を買わなくなってしまったので、こんなプレゼントはとっても嬉しかったです。
ご丁寧に、24日の夜眠ってる時に、枕の下に忍ばせてたみたいで、朝起きるとかわいらしい包装をしたプレゼントが、横にありました。
子供ではないのにと思いながらも、そんな心遣いが嬉しかったです。

✨ふと胸に灯るもの
忘れがちな日常の中でも、特別な日をちゃんと覚えていてくれたこと。
寝ている間にそっと置いてくれたプレゼントに、まるで子どもの頃のワクワクが戻ってきたようだったのかも。
思いがけない“優しさの演出”が、大人になってもこんなに嬉しいなんて素敵だね。🎄🎁
エピソード⑥:『私の趣味にどんぴしゃのプレゼント』
BREEのヌメ革ブックカバーをもらったときが嬉しかったです。
昔からヌメ革を集める趣味があった私ですが、BREEは値段的にも微妙に高く、私のほしいものは既に杯盤になっており手に入らないものでした。
それを旦那が店舗をまわって探して購入してくれたのです。
本を読むのが好きで通勤中もずっと読んでいますし、ずっと行動を共にすることで味が出てくるヌメ革が大好きなのです。
私と旦那のように、ずっと一緒にいて経年を楽しむことができるものがヌメ革なのです。
これからもずっと私と旦那の人生を見守ってくれる、きれいな飴色のヌメ革に育てていきたいと思います。
旦那からもらったプレゼントの中で一番嬉しくて毎日眺めてはニヤニヤしてしまっています。
✨ふと胸に灯るもの
趣味やこだわりに深く共感してくれる人の存在って、人生の宝物みたいなものかもしれない。
もう手に入らないものを探してくれた、その時間も労力も、全部がプレゼントだったんだと思うな。
一緒に年を重ねるように、あのヌメ革も、二人の時間も、深く色づいていくんだろうね。📖🍂
まとめ
贈り物というのは、物そのものだけじゃなく、そこに込められた「想い」が何よりの贈り物なんだと思います。
ふとした瞬間に思い出してくれたこと、小さなこだわりを覚えてくれていたこと。
そんな些細だけれど確かな優しさが、受け取った人の心に長く残り続けるんですよね。
言葉にされなくても伝わる想い、仕草に宿るあたたかさ、そして何より「あなたのことを大切に思っています」というサイン。
それがサプライズという形をとったとき、人の心を深く動かす力になるのだと思います。
誰かの記憶の中に、そっと残っている自分。
その実感が、きっと一番のプレゼントになるんじゃないかな。
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