彼女が本音でがっかりしたプレゼント5選|体験談に学ぶ避けるべきギフト

ショートカットの若い日本人女性が、頬に手を当ててがっかりした表情を浮かべている様子。背景はくすんだブルーの壁。シンプルなベージュの服を着ている。 もらってがっかりした彼氏・旦那からのプレゼント

がっかりされた実例に学ぶ「NGプレゼント」とは?

誕生日や記念日は、ふたりの関係において「特別な日」。
だからこそ、プレゼント選びにも慎重になるものです。

でも現実は…「え?」「なんでそれ?」と、彼女をがっかりさせてしまうプレゼントも多々あるのが事実。
そんな失敗を繰り返さないためにも、体験談を通じて“避けたいギフト”の共通点を見ていきましょう。


「意味深すぎて怖い」プレゼント

体験談|彼から贈られたのは“彼女日誌”だった

交際1周年を迎えた日。
彼が手渡してきたのは、リボンのかかった木箱。中には、一冊の厚手のノート。

「この1年、毎日君とのことを記録してたんだ」

――正直、その瞬間の彼女は息が詰まりそうになったという。
そのノートには、出会った日からの思い出、ケンカした日、彼女のSNSにアップした写真の感想まで、すべて記録されていた。

彼のまなざしは真剣だったが、彼女の脳裏には「ストーカーかも…」という不安すらよぎったという。

「気持ちは嬉しい。でも“重い”。まだ1年なんだよ?」

愛情のカタチは人それぞれ。
でも、相手の心の準備ができていないうちに全力投球するのは、逆効果になることを忘れてはいけません。


「なんで今それ選ぶの?」センスがずれたアイテム

体験談|誕生日に届いたのは防災グッズセット

仕事から帰ると、彼氏から大きな箱が届いていた。開けてみると、中には銀色の非常用毛布、缶詰、ヘッドライト、携帯トイレなどがずらり。

一瞬、冗談かと思った。

「地震対策、してなさそうだったから。これで安心でしょ?」

彼は笑顔で言ったけど、誕生日にまさか“サバイバルセット”を渡されるとは思ってもみなかった。
せめて、かわいいお菓子でも入っていればまだマシだったのに。

「気遣いはありがたい。でも、記念日にこれ…?」

日常の延長で考える“良かれと思って”が、特別感のないガッカリプレゼントになってしまう典型例でした。


ロマンチックのつもりが「勘違い」に…

体験談|「未来の妻へ」と刻まれた指輪に、沈黙した夜

付き合って2ヶ月。まだ敬語も残る関係の中で、彼は彼女の誕生日にジュエリーボックスを差し出した。
開けると、中には繊細なデザインの指輪。彼女の好きなピンクゴールド。そこまでは良かった。

問題は――その内側に刻まれたメッセージ。

「To my future wife(未来の妻へ)」

彼は照れながら、「冗談だよ」と言ったものの、彼女は笑えなかった。
プレッシャーだったわけではない。まだ“未来の妻”と呼ばれる覚悟もなければ、そう望んでいるわけでもなかった

「軽く言われたのか、本気なのか…どっちにしても怖い」

というのが正直な気持ちだった。

大切なのは、贈る側の“熱量”と、受け取る側の“心の位置”をそろえること。
ロマンチックなプレゼントも、タイミングと深度がズレると、ただの“違和感”に変わってしまいます。


好み無視は“雑な印象”に直結

体験談|センスのない赤い財布で感じた「私、見られてない」感覚

サプライズ好きな彼が選んだプレゼントは、真紅のエナメル財布。
手触りも固く、光沢も強め。明らかに「派手な人向け」のデザイン。

彼女はこれまで、黒やベージュなど、柔らかい色味とシンプルなデザインの持ち物を愛用していた。
それは彼も知っていたはず。いや、見れば分かるはずだった。

なのに彼は「これ、金運上がるらしいよ!」とご満悦。
プレゼントの箱に金運の説明チラシまで入っていたという。

彼女の感想はこうだった:

「ああ、私の好きなものには興味ないんだなって思った」

好みのすれ違いは誰にでもある。
でも、日頃の彼女の“選び方”を見ていれば、防げたミスマッチでもありました。

プレゼント選びで一番大切なのは、“その人らしさ”に寄り添うこと。
たとえ高価でも、自分本位のセレクトは、心に残るどころか心が離れるきっかけにもなりかねません。


「ユーモア狙い」が大滑りしたプレゼント

体験談|「俺の彼女Tシャツ」で笑えなかった夜

交際1周年。彼が張り切って企画したのは、記念ディナーとプレゼントサプライズ。
レストランの個室で食事を終えたあと、彼が手渡してきたのは薄手の箱。
「おそろいなんだよ!」と得意げな様子に、彼女も笑顔で開けた――その瞬間、表情が固まった。

そこに入っていたのは、胸に大きくプリントされた「〇〇(彼女の名前)LOVE」、背中には「俺の彼女」と筆文字が踊るド派手なTシャツ。
しかも、2枚入りで彼用とペア。

彼の狙いは「おもしろおそろTシャツで写真を撮ろう!」という軽いノリだったのだろう。
しかし、彼女は一切笑えなかった。

「これを着て外を歩く未来は一生来ない」

彼に悪気がないのは分かっている。
でも、人前での恥ずかしさをまったく想像していない無神経さに、冷めてしまった自分がいた。

記念日だからこそ、思い出に残るものを――という気持ちは素敵。
けれど、“笑い”や“ネタ”の価値観は人それぞれ
Tシャツ1枚で、彼女の中にあった愛情のバランスが大きく揺らいでしまったエピソードだった。


失敗から学ぶ、彼女へのプレゼント選びの本質

プレゼントで大切なのは、「サプライズ性」や「高級さ」ではありません。

今回紹介したエピソードから見えてきた、“避けたいプレゼント”の傾向をもう一度整理します:

  • 重すぎる愛情の押し売り(日記・刻印指輪)
  • 場違いすぎる実用品(防災セット)
  • センスのズレた趣味押し付け(派手な財布)
  • 笑いの感覚のすれ違い(おそろTシャツ)

どれも共通するのは、“相手への理解が足りなかったこと”。

だからこそ、どんなに小さな贈り物でも、「この人は私のことをちゃんと考えてくれてる」
そう思わせられるプレゼントが、何より心に残るのです。

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