ホワイトデー。
それは、日常の延長にひっそり現れる、心が触れ合う特別な日。
もらったお返しが、モノより想いだったと気づいたとき、
その記憶は何年経っても、そっと胸の奥で輝き続けます。
そんな“かけがえのない記憶”を集めました。
彼氏・夫には言えない
今でも一番印象に残っている元カレとのホワイトデー
🎀今でも大切な高3の思い出
これは私が高校生三年生の頃の話なのですが、私の高校は3/1が卒業式でした。
当時、片思いしていた隣のクラスのO君に、手作りのトリュフをバレンタインに渡しました。
O君とは、友達未満の、名前は知っている程度の仲でした。
勇気のなかった私は、O君と仲良しだった友達と一緒にチョコを渡しに行きました。
O君は耳まで真っ赤になりながらも、笑顔で受け取ってくれました。
進学校で、ピリピリしていた高校もその日だけは和気藹々としていたことを覚えています。
そして、私は広島市内の大学へ、O君は岡山の大学へ進学が決まり、そのまま想いを告げる事無く卒業しました。
3/14はすでに学校へ行くことはなかったのですが、何と、O君は私の家まで手作りクッキーを持ってきてくれました。
友達に教えてもらったそうで、2駅離れたところに住んでいたのにわざわざ持って来てくれた事がすごく嬉しかったのです。
私は遠距離ということが頭をかすめて告白をすることが出来ませんでした。
成人式の時に偶然出会い、そのときお互いフランクに「あの時好きだったんだよね」と語り合いました。
私はすでに彼氏がいたのもあり、電話番号すら交換しませんでした。
旦那には言えないけれど、高3のホワイトデーは私の大切な思い出です。
✨ふと胸に灯るもの
あの頃の甘酸っぱい気持ちを、今でも心のどこかでそっと抱いている自分がいる。
想いを伝えられなかったとしても、あの瞬間に確かに心が震えたことは、私だけの宝物。
過ぎた日々だからこそ、なおさら美しく、そして切ない――そんな記憶です。
🎀びっくりしすぎて言葉を失ったサプライズ
私はバレンタインデーに手作りのチョコを渡しましたが、ホワイトデー当日、当時付き合っていた彼氏に会っても何も触れてくれませんでした。
おかしいなと思いつつ、さりげなくお返しのことについて聞いてみたら「忘れてた」の一言。
私はテンションだだ下がりで、少し拗ねていたら、車に乗っていた彼が、「車の後ろに鞄忘れてきちゃったから取ってきて」と私に言いました。
「私はパシリかよ」と思いつつ車の後ろを開けたら…なんとそこには1面に敷き詰められたバラが!呆然としていると、その中心にある箱を彼が取って私に渡しました。
何とその中にはペアリングが入っていたのです!もうびっくりしすぎて言葉を失いました。まさかサプライズされるとは…でもとても嬉しかったです♪
✨ふと胸に灯るもの
「忘れてた」からの大逆転。愛って、時に意地悪でドラマチック。
あの日の落差と高揚感は、忘れられない映画のワンシーンのよう。
心を奪われたあの瞬間、サプライズの魔法に完全にかかっていました。
🎀毎日ポストに届くメッセージ
昔付き合っていた彼からの忘れられないプレンゼントのお話しです。
お正月に久しぶりに帰省した時、プチ同窓会でその彼と会いました。
同窓会で好きな音楽のことで話しが盛り上がり、彼自身“売れないバンドマン”をしてるとのことで、ライブの招待をされました。
彼はギターリスト&作詞作曲。ライブ慣れしてない私は、その異空間と熱気とパワーにヤラレのかも。
その後自然に付き合うようになり、お互いにお金があまりないのでケチケチデートを楽しんでました。
バレンタインも、手料理を作ったくらいで特にモノはあげずじまい。
「ホワイトデーのお返しはいらないよ。」と言うと、「ごめんね。ありがとう。」と彼。ちょっとガッカリ。
ですが、ホワイトデー当日、ポストに彼からの手紙が入ってました。
「プレゼントしたいモノがあったんだけど、まだお金が足りないからたまるまで待ってて。それまでは毎日気持ちのプレゼント。」
と言って、次の日から毎日ハガキが届きました!
短い文面に、私への気持ちが毎回込められていてとても嬉しかったです。
電話でもメールでもなく、“ポストに届くハガキ”というのがシビレました。
✨ふと胸に灯るもの
毎朝の郵便受けが、まるで小さな恋の入口だったあの頃。
誰かの言葉が届く幸せを、紙に書いた気持ちが教えてくれました。
手紙って、きっと今でも、心の奥に一番届くプレゼントです。
🎀一番印象に残る元カレからのサプライズ
私のホワイトデーの思い出は、当時付き合っていた彼氏との思い出が一番印象的でした。
元々私自身がバレンタインデーとか記念日に疎い方で、バレンタインデーに特に何も彼に渡してはいませんでした。
なのでホワイトデーのこともすっかり忘れていました。
ホワイトデー当日はお互い仕事だったのですが、彼から会えないかと言われていたので夜食事くらいの予定を入れていました。
ちょっといつもより高めのお店だなぁとは思っていたのですが、デート代は大体いつも交代交代で払ったりして、彼だけが払うという考えではなかったので、
私も払うつもりでいましたが、今回は俺が払うから・・・とのことだったので甘えてしまいました。
帰りの車の際、私は助手席に乗っていたのですが、いつものように楽しく会話をしていると、
助手席側にあるボックスに必要な書類が入ってるからとってくれないかと言われました。
言われたままボックスを開けると、そこには小さなラッピングされた箱が。
なんだろうこれ?と思ってみていると、ホワイトデーだから、プレゼント。と言われました。
中にはブランドのネックレスが入っており、想像もしていないところからのプレゼントで驚きが一番、後からじわじわ嬉しさがこみ上げてきました。
やっぱり何かイベント事というのはいいものですね。次は私がバレンタインデーに頑張ろうと思いました。
✨ふと胸に灯るもの
何げない会話の中に潜むサプライズの種。
気づかれないように仕込まれた優しさは、時に胸を強く打ちます。
“想定外”の中にこそ、忘れられない感動があるのかもしれません。
🎀ちょっと複雑な気持ちに
中学生の時、バレンタインデーにクラスの女の子同士で手作りチョコを交換しました。中学生だったので大した物も作れず、板チョコを溶かしてカップに流し込み、トッピングしただけの簡単なもので、千円もかからなかったと思います。
たくさん作ったので、数人の仲の良い男子にも義理チョコとして渡したら、そのうちの一人がホワイトデーに律儀にお返しをくれて、予想外の出来事にとてもうれしかったです。
しかもそのお返しが、車で1時間くらいかかる隣町の有名なお店のシュークリームで、学校に持ってくると悪くなってしまうからと、わざわざ家まで届けに来てくれたのには本当に驚きました。
大したチョコでもなかったのに、ちょっと申し訳ないな~と思いながらも、ありがたくいただきました。
あれから10年以上経ち、本命の彼氏もいますが、ホワイトデーのお返しなんてもらった試しがなく、中学時代のなんでもない友達からのお返しがいちばんの思い出なのは、複雑な気持ちです・・・。
✨ふと胸に灯るもの
たった一つの丁寧な行動が、心に深く残ることがある。
義理だって、誠意と温度を込めれば本物の記憶になる。
予想外の優しさって、不思議と人生に長く寄り添ってくれます。
🔻まとめ
ホワイトデーにまつわる思い出には、その人の人生の一瞬が静かに刻まれている。
淡い恋、驚きのサプライズ、届いた手紙、何気ない優しさ——。
どの記憶も、贈った人と受け取った人の心が触れ合った、かけがえのない証。
日々に追われて忘れがちな“想いを届ける力”を、もう一度大切にしたくなる。
ホワイトデーは、誰かの心に火を灯した記念日かもしれません。
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