はじめに:心に残るプレゼントとは?
プレゼントをもらうとき、値段や豪華さよりも、「自分のことを思って選んでくれた」 という気持ちが何より嬉しいものですよね。
今回ご紹介するのは、思いがけない心遣いに感動したプレゼント体験談です。
日常の中でふとした瞬間に贈られたもの、困っているときに支えとなったもの、人生の節目でそっと寄り添ってくれたもの…。そんな心がじんわり温まるエピソードをお届けします。
これを読んで「こんなプレゼント、素敵だな」「私も誰かに贈ってみたい」と感じてもらえたら嬉しいです。
では、さっそく心に残るプレゼントのエピソードをご紹介していきます!
産後の体をいたわる夫のプレゼント
出産は、女性の体に大きな負担をかけるもの。私も、最初の子を産んだ後、全身のだるさとむくみに悩まされていました。
「運動不足かな?」と思い、子どもを抱っこしながら散歩をしたり、家の中でストレッチをしてみたりしましたが、夕方になると足はパンパンにむくみ、痛くて仕方がない…。さらに、夜は赤ちゃんの夜泣きで何度も起こされ、睡眠不足の日々が続きました。
そんなある日、夫に「最近、足のむくみがひどくて…」と何気なく話したところ、「ちょっと待ってて!」と言い残し、週末に大きな箱を抱えて帰ってきました。
「ジャジャーン!すごくいいのを見つけたぜ!」
夫が誇らしげに差し出したのは、パナソニックの 足用エアーマッサージャー。
脹脛(ふくらはぎ)まで包み込む、柔らかい靴下型のパッドが付いていて、電動でぎゅっと圧をかけながらマッサージをしてくれる優れものです。早速装着してスイッチを入れると…
「痛っ!でも気持ちいい…!」
強めのツボ刺激と締めつけ感が絶妙で、最初は悶絶。でも、じわじわと血流が良くなっていく感覚があり、次第に心地よさが広がりました。
そんな私を見て、夫は満足げに一言。
「だろ~?俺も電気屋で試してヒイヒイ言っちゃったよ!」
なんと、夫自身も試してみて「これは効く!」と確信して買ってくれたとのこと。「たまには俺にも貸してね」とおねだりする姿も可愛く、心から「いいプレゼントを見つけてくれたなぁ」と感謝の気持ちでいっぱいになりました。
それ以来、夜のリラックスタイムには欠かせないアイテムになり、むくみもだいぶ改善。なにより、私の辛さを気にかけて、実際に効果のあるものを選んでくれた夫の気遣いが本当に嬉しかったです。
汚れたコートを見て…夫がくれた心温まるプレゼント
私は、物持ちがいい方…というより、「まだ使えるから」と同じものを長く愛用するタイプです。特に洋服に関しては、一度買ったものは大事に使い続けるのが習慣になっていました。
そんな私が、8年もの間愛用していたのが、真っ白なロングコート。冬になるといつもこのコートを羽織って出かけていました。汚れが気になったこともありましたが、洗濯すればまだまだ着られるし、新しいものを買う必要性を感じなかったのです。
ある日、職場まで自転車で通勤していた時のこと。その日は雨が降った後で、水たまりがあちこちにできていました。自転車の泥除けが取れていることにも気づかず、いつも通り職場へ向かいました。
職場に到着してびっくり。コートの背中一面に泥が飛び散っていたのです!
慌てて濡れたハンカチで拭き取り、軽く洗濯すると、なんとか汚れは落ちました。私は「これで大丈夫」と思い、そのままコートを着続けることに。
そんなことがあった数週間後のクリスマス。夫から思いがけないプレゼントを受け取りました。
開けてみると、そこには 新品のダウンコート が入っていました。
実は夫、私のコートの汚れをずっと気にしていたらしく、でも私の性格上、簡単には買い替えないだろうと思い、自分のお小遣いからこっそり購入してくれたのです。
「絶対に自分では買わないと思ったから、クリスマスにプレゼントすることにした」
さらに驚いたのは、選んだ色が黒 だったこと。
「白はやっぱり汚れが目立つからね。黒なら気にせず長く着られるでしょ?」
私の性格をよく理解し、実用性まで考えて選んでくれた夫の気遣いに、胸がいっぱいになりました。しかも、前のコートよりも暖かくて軽い!
お互い、クリスマスにプレゼントは贈らないつもりだったのに、こんな素敵なサプライズを用意してくれていたなんて…。今までのクリスマスプレゼントの中で、一番心に残る贈り物になりました。
大晦日の誕生日、彼がくれた特別な指輪
私の誕生日は12月31日、大晦日。
特別な日ではあるものの、毎年帰省できず、論文や研究に追われながらひとりで過ごすことがほとんどでした。街は年越しムードで賑わっているのに、自分だけポツンと取り残されているような寂しさを感じることも…。
そんなある年の大晦日、恋人が夜10時頃に「ちょっと付き合ってほしい」と言いました。連れて行かれたのは 谷保天満宮。
ここは東日本最古の学問成就の神社として知られる場所。「どうしてこんな時間に?」と不思議に思いながら境内に入ると、まだ咲いていない梅の木の下で、彼が私の手をそっと握りしめました。
そして、静かに小さな箱を差し出しながら言いました。
「お誕生日おめでとう」
箱の中には、シンプルで上品な指輪が入っていました。
驚きと感動で胸がいっぱいになったその瞬間、遠くから除夜の鐘の音が聞こえ、ちょうど新年を迎えました。
「一緒に初詣しよう」
彼の手を握り返しながら、私は心の中でこう願いました。
“論文が無事に通ることよりも、隣にいるこの人の幸せを”
彼がどんな願い事をしたのかは分かりません。でも、あの時の温かさと幸せな気持ちは、今でも忘れられません。
数ヶ月後、論文は無事に合格し、彼とも変わらず仲良く過ごしています。
豪華なディナーや高価なプレゼントはなかったけれど、心から嬉しかった、人生で一番温かい誕生日でした。
一人暮らしの寂しさを癒してくれたプレゼント
大学進学を機に一人暮らしを始めた私。
最初は自由な生活を楽しんでいましたが、次第に夜の静けさが寂しく感じるようになりました。実家にいた頃は、家族の声やペットの気配があって「誰かがいる」という安心感がありました。でも、一人暮らしの部屋は無音で、ベッドに入ってもなかなか眠れない日が増えていったのです。
そんなある日、頼んだ覚えのない大きな荷物が届きました。
「何か注文したっけ?」と不思議に思いながら開けてみると、中から現れたのは…
“しろたん”というアザラシのぬいぐるみ。
しかも、抱き枕サイズの特大サイズ!
添えられていたメッセージカードには、こう書かれていました。
「最近、寂しいって言ってたから。一緒に寝てね。」
送り主は、私の親友でした。
私が何気なく「一人暮らしってちょっと寂しいんだよね」と話していたのを覚えていて、わざわざ選んで送ってくれたのです。その心遣いに胸が熱くなり、私は思わずぬいぐるみをぎゅっと抱きしめました。
実際にベッドに置いてみると、ちょうどいいサイズ感で、これまで少し広く感じていたベッドも心地よい狭さになりました。ふわふわの触り心地がたまらなく、寝る時はもちろん、勉強の合間にも抱きしめたりして、すっかり生活の一部になっています。
それ以来、私は毎晩「しろたん」と一緒に眠るようになり、あの頃感じていた寂しさはいつの間にか消えていきました。
物自体が嬉しかったというよりも、親友の優しさが詰まったプレゼントだったことが、一番心に響いたのです。
退院した私を迎えてくれた1000ピースのジグソーパズル
体調を崩し、しばらくの間入院していた私。
長い入院生活を経て、やっと退院の日を迎え、自宅に戻ると、ベッドの上に大きな箱が置かれていました。
何だろう?と思いながら近づくと、それは 1000ピースのジグソーパズル。
送り主は姉妹でした。
「しばらく安静にしなきゃいけないから、これでゆっくり楽しんでね」
そうメモが添えられていて、私はじんわりと胸が温かくなりました。
退院できたとはいえ、体力はまだ完全に戻っておらず、自由に動き回れる状態ではありませんでした。何かやりたくてもすぐに疲れてしまい、じっとしているしかない…そんな退屈な日々が続くことを、姉妹は見越してプレゼントを用意してくれていたのです。
その日、早速封を開け、ベッドの上でパズルを広げてみました。
1000ピースのパズルは圧巻のボリューム。けれど、一度始めると夢中になり、時間を忘れてピースをはめ続けました。気がつけば夕方、そして夜…。
「ちょっとずつ楽しもう」と思っていたのに、なんとその日のうちに 1000ピース完成。
「もっと時間かかると思ったのに、1日で終わっちゃったね(笑)」
そう言って笑う姉妹を見て、改めてその優しさに心が温まりました。
入院生活は決して楽なものではなかったけれど、家に帰るとこうして迎えてくれる人がいる。
それがどれだけ幸せなことなのか、このジグソーパズルが教えてくれました。
仕事のストレスを気遣ってくれた年下の同僚
派遣社員として働いていたある時、新しいチームが立ち上がり、私はそこの担当になりました。
ところが、そのチームのリーダーはあまり評判が良くない人で、メンバーもなんだか気難しい人ばかり…。さらに、隣のチームの女性が頻繁に休むため、そのフォローまで回ってきてしまい、私は仕事に追われる毎日を過ごしていました。
次第にストレスが溜まり、体にも影響が出始め、気づけば 便秘がち に…。
そんな中、私は会社の売店で整腸作用のあるドリンクを毎日のように買うようになりました。そして、ある日、そのドリンクを手に取ろうとしたとき、一緒に並んでいたのは10歳以上年下の正社員の女性でした。
彼女はまだ若くて可愛らしい雰囲気の子でしたが、周囲への気配りができるしっかり者。
「私もこのドリンク好きなんです」
そう笑いながら、一緒にドリンクを買う日が何度か続きました。
ある日、私が何も言わないうちに、彼女が私の分のドリンクを買って手渡してくれました。
「これ、どうぞ!」
私は思わず驚き、「えっ、いいの!?いやいや、そんなの申し訳ないよ!」と何度も辞退しましたが、彼女は「いいですから、受け取ってください」と、優しく微笑みました。
後から聞いた話では、正社員の女性たちの間で、「私がかなり大変な状況になっているらしい」という話が広まっていたとのこと。
私が整腸作用のあるドリンクを毎日買っていたことも、彼女なりに気にかけてくれていたようでした。
「見ている人は見ているんだな…」
そして、何より、10歳以上年下の子が、自分の苦労を感じ取ってさりげなく気遣ってくれたことが、本当に嬉しかったです。
仕事のストレスで消耗していた私にとって、あの小さなプレゼントは、ただのドリンク以上のものでした。
その一杯に込められた優しさに、救われた気持ちになりました。
心遣いが形になったとき
今回ご紹介したエピソードは、どれも「相手のことを思う気持ち」 が込められたものばかりでした。
・産後のむくみに悩む妻のために、電気屋で試しながら選んだマッサージャー
・汚れた白いコートを気にして、さりげなくプレゼントしてくれた夫のダウンコート
・大晦日の誕生日に、特別な瞬間と指輪をくれた恋人
・寂しさを気遣って、ふわふわの抱き枕を送ってくれた友人
・退院後の時間を楽しめるようにと、用意してくれた1000ピースのパズル
・ストレスに気づき、何気なく整腸ドリンクをプレゼントしてくれた年下の同僚
どのプレゼントも、豪華なものではないかもしれません。けれど、それ以上に大切なのは、「相手のことをちゃんと見ている」 という想いが伝わること。
プレゼントは物だけではなく、優しさや温かさを届ける手段のひとつ なのかもしれません。
この記事を読んで、あなたの心に残っている「もらって嬉しかったプレゼント」*を思い出した方もいるのではないでしょうか?
また、誰かのために心遣いのこもったプレゼントを贈るヒント になれば嬉しいです。
あなたの周りには、どんな心温まるプレゼントのエピソードがありますか? 😊✨
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